グラジオラスとカンナの違い

意外と間違えやすい、グラジオラスとカンナ。違いを探してみました。

グラジオラス(学名:Gladiolus x hybridus)とは、熱帯アフリカ、地中海沿岸原産で、アヤメ科グラジオラス属の落葉性多年草の球根植物で、日本へは明治時代に渡来しました。
草丈は0.5cm~150cmです。葉は緑色で細長く先端が尖ります。6月~10月にすらりと伸びた花茎の先端から、縦長一列に花径5〜15 cmの大きな花を咲かせます。花色は豊富で、赤・黄・白・青等、黒を除く殆どの色があります。


グラジオラスとカンナは似ている


別科別属ですが グラジオラス(学名:Gladiolus)は、カンナ(Canna、学名:Canna indeica hybrid)と似ています。以下に見分け方を記します。


グジオラスとカンナの違い


●葉幅の違い


グラジオラス(Gladiolus)の葉幅が狭いのに対し、カンナ(Canna)は葉幅が広いです。


グラジオラス(Gladiolus) カンナ(Canna)

グラジオラスの葉は線形で細い、カンナの葉は長楕円形で幅広
左:グラジオラス(Gladiolus) 、 右:カンナ(Canna)


●花の付き方の違い


花の付き方で、グラジオラス(Gladiolus)は花穂が一列に付くのに対し、カンナ(Canna)はどちらかというと固まって咲かせます。


グラジオラス(Gladiolus) カンナ(Canna)
グラジオラスの花は一列につく、カンナの花は固まってつく
左:グラジオラス(Gladiolus) 、 右:カンナ(Canna)


●花色の違い


花色は、グラジオラス(Gladiolus)が黒以外の殆どの色があるのに対し、カンナ(Canna)は暖色系が主です。

グラジオラス(Gladiolus) カンナ(Canna)
グラジオラスの花色は豊富、 カンナの花色は暖色系
左:グラジオラス(Gladiolus) 、右:カンナ(Canna)


●葉色・模様の違い


葉の色や模様は、グラジオラス(Gladiolus)が緑色の単色なのに対し、 カンナ(Canna)は模様があり鑑賞植物として通用する。
グラジオラス(Gladiolus) カンナ(Canna)
グラジオラスの葉は単調、  カンナの葉は鑑賞用になるものもある
左:グラジオラス(Gladiolus) 、右:カンナ(Canna)

続きと花言葉は本文をご参照下さい。


■関連ページ
グラジオラス(学名:Gladiolus x hybridus)
グラジオラスとカンナの違い かぎけん花図鑑 花日記2024年6月20日(木)
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