桜1-ピンクのモヤモヤはひょっとして? 万葉集草木52.サクラ(寒緋)
サクラ(桜、学名:Prunus)は、バラ科サクラ属の落葉小高木です。菊と共に日本の代表花の一つです。春に、薄桃色の霞のような花を咲かせます。桜は万葉集でも詠まれています。
万葉集 第10巻 1872歌
作者:作者不詳
題詞:詠花
万葉名:櫻花(画像は寒緋桜)
原文
見渡者 春日之野邊尓 霞立 開艶者 櫻花鴨
よみ
見渡(せ)者(ば) 春日之(の)野邊(野辺)尓(に) 霞立(ち) 開(咲き)艶(にほへる、匂へる)者(は) 櫻花(桜花)鴨(かも)
↓
見渡せば 春日の野辺に 霞立ち 咲き匂へるは 桜花(さくらばな)かも
意味
見渡せば 春日の野辺に 霞立ち 咲き匂っているのは 桜の花でしょうか。
「意味」は「よみ」そのままですね。
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