万143.秋に咲く楡、そのまんまだね!?
アキニレ(秋楡、学名:Ulmus parvifolia)は、中国、台湾、日本などの東アジア原産で、ニレ科ニレ属の落葉性半常緑高木です。湿潤な場所を好み、荒地や川岸などに自生します。9月に薄黄色の小花を葉腋に4~6輪咲かせます。花冠は鐘形で4裂し、紅色の葯が目立ちます。秋に開花するニレは世界的にも珍しいです。花は風媒花です。実は食用となります。葉は秋に黄葉します。
ハルニレ(春楡、学名:Ulmus davidiana var.japonica)は春に花を咲かせます。
万葉集でよまれたモムニレ
万葉集でよまれた草木「モムニレ」はハルニレとアキニレを総称したものです。アキニレは大和地方などの暖地に、ハルニレは北部の寒冷地に多かったので、ハルニレの代わりにアキニレが代用された可能性があります。
万葉集:第16巻 3886番歌
原文
忍照八 難波乃小江尓 廬作 難麻理弖居 葦河尓乎 王召跡 何為牟尓 吾乎召良米夜 明久...
意味
ワイが馬なら手綱、牛なら鼻輪で、片山のニレの木に繋ぎ止めるんやろうけど、ワイは蟹だから、...
万葉集での意味や花言葉は本文をご参照ください。
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