記憶にございません😖🙁😲万葉集草木99.躑躅(満天星)
ドウダンツツジ(満天星躑躅、灯台躑躅、学名:Enkianthus perulatus)
万葉集と白つつじ
万葉集で詠まれているツツジは、赤花か白花で、歌中では、「石上つつじ」、「白つつじ」、「丹つつじ」と詠まれています。白花で万葉時代からあった白花品種は、「シロヤシオ(=ゴヨウツツジ、五葉躑躅、学名:Rhododendron quinquefolium)」か、この「"ドウダンツツジ(Enkianthus perulatus)」と言われます。既にシロヤシオはシロヤシオに割り当てたのでここではドウダンツツジとします。
万葉集とツツジ
万葉集 第10巻 1905番歌
作者:作者不詳
題詞:寄花
登場する花:白管自(白つつじ、白躑躅、シロツツジ)
原文
姫部思 咲野尓生 白管自 不知事以 所言之吾背
訓読
姫部思(をみなへし) 咲野(佐紀野)尓(に)生(ふる) 白管自(つつじ) 不知(知らぬ)事(こと)以(も)ち 所言(言はえ)之(し)吾(我が)背
↓
女郎花(をみなへし) 佐紀野に生ふる 白つつじ 知らぬこともち 言はえし我が背
訳
女郎花(をみなへし)が 咲く野(佐紀野)に生える 白つつじ 知らぬことで 噂された愛しい人よ。
(黄色い)女郎花(をみなへし)が 咲く野(佐紀野)に生える 白(知ら)つつじ (身に覚えのない)知らないことで 噂が立ってしまった愛しい人よ。
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