3月7日の誕生花、二輪草

3月7日の誕生花、二輪草

ニリンソウ(二輪草、学名:Anemone flaccida)とは、日本〜中国原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の耐寒性多年草(宿根草)の野草です。
別名で、ガショウソウ(鵝掌草)、英名でWild flower(ワイルドフラワー)、中国名で鹅掌草と呼ばれます。

3月7日の誕生花の1つです。
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral、春の妖精)の1つです。

春に、北海道~九州の低山の林床や林縁に大群落を作ります。
草丈は15〜25 cmで、茎はほとんど立ち上がりません。
茎葉に葉柄は無く、3個輪生し、小葉は羽状深裂します。

根生葉は、3全裂し、その間から花茎を1〜3本出します。
茎葉は茎頂に付き、葉柄が無い3枚の葉を輪生させます。各茎葉は3深裂しています。
根生葉と茎葉は明るい緑色をしており小さな白班が散在します。
1本の茎から花茎を二本以上出し、3月〜5月に花茎先端から伸ばした花序に、梅に似た清楚な花径2-3 cm程の白花を2輪咲かせます。
ニリンソウは花被が1つの単花被花です。
花後に液果が成ります。


花名の由来


和名は、1本の茎に花がニ輪以上付くことに拠ります。
属名の「Anemone」は、ギリシャ語で「イチリンソウ属」という意味です。
種小名の「flaccida」は、ギリシャ語で「弱い」という意味です。


用途


根茎は漢方薬の材料となりウマチなどの疼痛に効くとされます。
花や葉、茎などの全草が食用とされ、茹でて水に晒してお浸しなどにして食べられます。

【猛毒トリカブトの葉に似ている】
二輪草の葉は、アルカロイド毒を持つ猛毒の「ヤマトリカブト(学名:Aconitum japonicum)」の葉と似ているので、間違えないよう注意が必要です。


花言葉


「友情」「協力」


一輪草と二輪草の違い


1本の茎に花が一輪咲くものにイチリンソウ(一輪草、学名:Anemone nikoensis)があります。
両者は、葉、花とも似ていますが、花はイチリンソウの方が、ニリンソウの倍ほどあり大きいです。

■関連ページ
ニリンソウ(学名:Anemone flaccida)
イチリンソウ(一輪草、学名:Anemone nikoensis)
ヤマトリカブト(学名:Aconitum japonicum)
特集 スプリングエフェメラル(Spring ephemeral、春の妖精)
3月7日の誕生花

「3月7日の誕生花、二輪草」 かぎけん花図鑑 花日記2025年3月7日(金)
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