花ら 68.コケもよく見ると違いがあるね 牧野苔 



NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】

マキノゴケ(牧野苔、学名:Makinoa crispata)は東・東南アジア原産でマキノゴケ科マキノゴケ属のコケ植物です。日本全国の低地で湿った地面や岩上、倒木上に自生します。本種だけで1属1種を構成します。

葉状体(植物体、thallus)は長さ5~8cm、幅1~1.5cmの暗緑色をした平らな葉状で葉縁が波状をしています。雌雄異株です。
雄株の葉状体の先端に造精器が出来胞子体の朔から精子を飛ばします。一方、雌株の葉状体先端には造卵器が出来て卵細胞を作ります。
受精すると胞子体が育ち、胞子体の先端に胞子のうができ、胞子のうから成熟した胞子が散布されます。着生後、胞子が発芽すると原糸体(糸状)ができ、原糸体から茎幼体(苔のからだ)の芽が出ます。


和名、属名の由来


1898年(明治31)に千葉県で牧野富太郎博士が採取しました。和名、科・属・種は牧野富太郎博士への献名です。

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