フサアカシア
国花:チュニジア,1日花,エディブルフラワー
- 花名フサアカシア
- 学名Acacia dealbata
- 別名Acacia, ミモザアカシア, mimosa, silver wattle, 房アカシア, ミモザ
- 原産地オーストラリア
- 開花場所庭, 切り花・生け花, 植物園, 公園, 鉢花
- 開花期2月, 3月, 4月
- 花言葉プラトニックラブ
フサアカシアとは
早春に、芳香のある明るい黄色い可愛い小花を枝一杯に咲かせる「房アカシア」
フサアカシア(房あかしあ、学名:Acacia dealbata)とは、オーストラリア原産で、マメ科アカシア属の半耐寒性常緑高木です。
別名では、ミモザアカシア(mimosa acacia)、ミモザ(mimosa), ギンヨウアカシア(銀葉acacia)、silver wattle(シルバーワトル)とも呼ばれます。
アカシアと言えば、通常はこのアカシアを指します。
樹高は、5m~18mになります。成長が早くすぐに大きくなりますが、幹が細く強度が弱いので、台風や強風などで枝が折れやすいデメリットがあります。
長所は虫が付きにくいことです。
葉は長さ10~15 cmの2回偶数羽状複葉で互生して付き、羽片数は10~18対、各羽片の長さは3 cmで、小葉は線形で、葉縁は全縁です。
2月~4月に、花序長10~15cmの総状花序を伸ばして、直径1cm程のポンポン状(小球形)の黄色い花を多数付けます。花は1日花です。
花後に豆果がなります。
用途は、庭木や、公園樹、オーナメント、切り花、ブーケ、エディブルフラワー、ドライフラワー、リース、材は床板や家具の製作などに使われます。
花言葉
「プラトニックラブ」
チュニジアの国花
フサアカシアは、ギンヨウアカシアと共にチュニジアの国花とされます。
アカシアの代表品種
・フサアカシア(房Acacia、学名:Acacia dealbata)、房状で黄花、偶数羽状複葉、別名:シルバー・ワトル。チュニジアの国花。
・ギンヨウアカシア(銀葉Acacia、学名:A. baileyana):黄花、銀白色の羽状(偶数羽状複葉、葉裏が銀白色)、葉が小さい、生花用。チュニジアの国花。
・ギンヨウアカシア・プルプレア(Purpurea、Acacia baileyana 'Purpurea'):銀葉アカシアの変種で、新芽が紫色。
・サンカクバアカシア(三角葉Acacia、学名:Acacia cultriformis):単葉で、葉が三角形。
フサアカシアとミモザの違い
フサアカシアは、ミモザの花と混同されることがあります。両者はいずれもマメ科の植物ですが、以下のように違います。
ミモザアカシアと呼ばれる「ミモザ」は、オジギソウ属のオジギソウのことで、葉に触れるとお辞儀をし花色はピンクです。
一方、アカシアはアカシア属で、葉に触れてもお辞儀はせず、花色は一般的に黄色です。
フサアカシアとニセアカシアの違い
更に似ている花にニセアカシア(贋Acacia、Locust tree、学名:Robinia pseudoacacia)があります。
ニセアカシアは別属(ハリエンジュ属、Robinia)で白花を咲かせます。葉がアカシアに似ていることが花名の由来です。
ニセアカシアという名前は気の毒ですが、アカシアから「アカシア蜂蜜」は採取されず、ニセアカシアから採取されます。
一般名:フサアカシア(房Acacia)、
学名:Acacia dealbata、
別名:mimosa , silver wattle、ミモザアカシア、ギンヨウアカシア、
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱マメ目マメ科アカシア属、
原産地:オーストラリア、生活型:半耐寒性常緑高木、
樹高:500~1800 cm、
葉形:2回偶数羽状複葉、葉長:10~15 cm、羽片数:10~18 対、羽片:3 cm、小葉形:線形、葉縁:全縁、葉序:互生、
花期:2月~4月、花序形:総状花序、花序高:10~15 cm、花冠:球状の頭花、花弁径:1 cm、花弁数:多数、花色:黄、花に芳香、1日花、
果実型:豆果、果実形:扁平、果実長:8~10㎝、
用途:庭木や、公園樹、オーナメント、切り花、ブーケ、エディブルフラワー、ドライフラワー、リース、材は床板や家具に。
長所:虫が付きにくい。短所:枝が折れやすい。
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