パッションフルーツ
一日花,インテリア・寝具
- 花名パッションフルーツ
- 学名Passiflora edulis
- 別名パッション・フルーツ, Passiflora edulis, クダモノトケイソウ, 果物時計草, Passion fruit
- 原産地ブラジル、園芸品種
- 開花場所庭, 果樹園, 植物園
- 開花期5月, 6月, 7月
パッションフルーツとは
パッション・フルーツ(Passion fruit、学名:Passiflora edulis)は、ブラジル原産で、トケイソウ科トケイソウ属の蔓性低木とその果実を言います。
白い花弁5枚と、白い萼片5枚、雄蕊5本、雌蕊1本で柱頭が3裂、基部が紫色糸状の総状副花冠が多数、の配列が十字架に架けられたキリストを連想させるため、欧米ではキリスト受難の花という意味を持ちます。日本では、花弁が時計の文字盤、雌雄のシベが時計の針に似ているということから、トケイソウ(時計草)と呼ばれます。
パッションフルーツは果物重視
パッションフルーツは、花より果実を採るために栽培される食用Passifloraです。果実は球形又は卵形で、最初緑色で後に黄色或いは紫色となる堅い表皮で覆われます。果実の中には粒状の種子とその周りの黄緑色のゼリー状果肉が入っています。この甘酸っぱい果実は食用とされ、生食またはジュースやジャムの加工品とされます。
トケイソウ属の花は、朝咲いて夜にしぼむ一日花ですが、花期中は次から次に花を咲かせて途絶えません。
蔓性で夏の緑陰効果が期待できるので、人気のグリーンカーテンとされます。
花を観賞する品種
一方、花を観賞するパッシフローラ(Passiflora)には、 青と白の花色のコントラスが美しいパッシフローラ・カエルレア(Passiflora caerulea、パッシフローラ・セルレアとも言う)や、園芸品で赤花を咲かせるパッシフローラ・ピレシー(passiflora-piresii)など があります。
時計草と果物時計草の違い
時計草(トケイソウ、パッションフラワー)と果物時計草(クダモノトケイソウ、パッションフルーツ)の違い
トケイソウは花を観賞するのが目的、果物トケイソウは果実を収穫するのが目的で栽培されます。
さらに、違いは以下の通りです。
トケイソウ
時計草(トケイソウ、パッションフラワー、Passion flower、学名:Passiflora caerulea)の特徴は以下の通りです。
①葉は、5裂の掌状で、裂片は細く、葉縁は全縁です。
②花は、花被片より短く、先端は整然として真っ直ぐです。
③果実は果被色が黄橙色で、味は無味とされます。
果物時計草
果物時計草(クダモノトケイソウ、パッションフルーツ、Passion fruit、学名:Passiflora edulis)の特徴は以下の通りです。
①葉は、3深裂で、裂片は幅があり、葉縁に鋸歯があります。
②花は、小花冠長さが花被片より長く、糸が縮んで縺れるているように見えます。
■緑陰植物
●パッション・フルーツ(Passion fruit、学名:Passiflora edulis)、
●フウセンカズラ(風船葛、学名:Candiospermum halicacabum)、
●ゴーヤー(郷陽、学名:Momordica charantial)、
●ヘチマ(糸瓜 、学名:Luffa cylindrica)、
●アカザカズラ(藜蔓、学名:Anredera cordifolia)
一般名:パッション・フルーツ(Passion fruit) 、学名:Passiflora edulis 、別名:クダモノトケイソウ(果物時計草) 、分類名:植物界被子植物門双子葉植物網キントラノオ目 トケイソウ科トケイソウ属クダモノトケイソウ種、原産地:ブラジル、生活型:蔓性低木・果樹、樹高:50-300cm、蔓長:600cm~、葉形:3出掌状単葉、葉序:互生、葉幅:12cm、花色:白、花径:5~7.5cm、花の咲く場所:新しい蔓の葉腋に単生、開花期:5月~7月、開花時間:1日花、果実径:5cm、果実形:球形又は卵形、果皮色:紫、黄色、収穫期:7月~9月。