山紫陽花 '菊咲七段花'
Hydorangea serrata f. prolifera
花色変化, Hydrangea serrata
- 花名山紫陽花 '菊咲七段花'
- 学名Hydorangea serrata f. prolifera
- 別名キクザキシチダンカ, ヤマアジサイ, 菊咲七段花, 菊咲き七段花, 山紫陽花, Hydrangea serrata, シチダンカ, 七段花
- 原産地日本
- 開花場所庭, 鉢花
- 開花期6月, 7月, 8月
山紫陽花 '菊咲七段花'とは
山紫陽花 菊咲七段花(キクザキシチダンカ、学名:Hydorangea serrata f. prolifera) とは、アジサイ科アジサイ属の耐寒性落葉低木「山紫陽花」(ヤマアジサイ)の一つです。
山紫陽花は、山地に自生する紫陽花で、額紫陽花を少し小さくして野趣に富んだ花を咲かせます。
葉は薄く光沢の無い楕円形で、枝に対生します。
菊咲七段花は、長い花茎の先端に花序を付けます。中央にある両性花は、周囲の装飾花が咲く前に蕾が落ちて退化しています。
装飾花は花ではなく、萼片が卵形で重なり星型の八重咲きで菊花のようです。
名前に「七段花」と付きますが、花弁数や段数は多くはありません。
七段花は、江戸時代に山紫陽花から栽培され、シーボルトが「日本植物誌(フロラ・ヤポニカ)」で紹介したものです。しかし、誰も見たことが無いので「幻の花」とされてきました。その後、六甲山麓で発見されました。花序径は7-18 cm、装飾花の直径は1.7~3 cm。
七段花は土の酸度に関わらず花色が変化する
一般の紫陽花は土の酸度により花色が変化しますが、七段花の場合は土の酸度に関わらず、白~薄青~薄紫~ピンク等のように変化します。