アサヒカズラ
- 花名アサヒカズラ
- 学名Antigonon leptopus
- 別名メキシカンクリ−パー, Mexican Creeper, ニトベカズラ, Queen necklace, 朝日葛
- 原産地メキシコ
- 開花場所庭, 植物園, 盆栽, 鉢花
- 開花期6月, 7月, 8月, 9月, 10月
- 花言葉「愛の鎖」
アサヒカズラとは
アサヒカズラ(朝日葛、学名:Antigonon leptopus)は、メキシコ原産で、タデ科アサヒカズラ属の非耐寒性常緑蔓性低木です。別名でニトベカズラ(新渡戸葛)、英名でレプトプス(leptopus)、コーラルバイン(coral vine)、chain-of-love(チェイン・オブ・ラブ)、confederate vine(コンフェデレイト・バイン)、Queen necklace(クイーン・ネックレス)、特にメキシコ原産で蔓性なのでメキシカン・クリ−パー(Mexican Creeper)とも呼ばれます。日本には1917年(大正6年)に渡来しました。
地下に塊根があります。短い茎から細長い蔓蔦を出して壁や屏にジグザクに絡みつき這い登ります。日向を好み、暑さや乾燥には強いです。葉は緑色でハート形をしており、羽淵に弱い鋸歯があり、互生します。梅雨時から秋まで茎先の葉腋から総状花序を伸ばし可愛らしい桃色の花のように見える萼が色付きます。このピンクの萼は5枚の萼片から構成されます。1花序には7-15個の小花(萼片)がつきます。稀に、白花タイプの萼(Antigonon leptopus cv. Alvu )もあります。
食用となる植物で、根茎は芋のように、花は食用に、蜂蜜の蜜源となります。
花名の由来
属名の「Antigonon」(アンティノゴン)はギリシャ語の「anti(に似る)」+「gonia(角の)」の複合語で、四陵のある茎に因みます。
種小名の「 leptopus」 は、ギリシャ語で「細い柄の」という意味です。
和名の「アサヒカズラ(朝日葛)」という名前は、蔓性(カズラ)で、花が朝日を連想させるように明るいピンクの花が沢山咲くイメージから。
別名の「新渡戸葛(ニトベカズラ)」とは、5,000円札の旧肖像画ともなり、英文で「武士道」を記述し米国で出版して日本と米国の橋渡しとなった教育家・農政学者 新渡戸稲造(にとべ いなぞう)博士に因みます。花の話題から脱線しますが、新渡戸博士には名言が多く「武士道は知識を重んじるものではない。重んずるものは行動である」。要は、勉強は知識を得ることが目的ではなく、夢を実践(行動)することが大切であるとしているところが尊敬します。
似た花ーブーゲンビリアとアサヒカズラ
ブーゲンビリア(学名:Bougainvillea spp.)左、 アサヒカズラ(朝日葛、学名:Antigonon leptopus)右
両者とも蔓性で小さなピンクの花(実際には萼)を沢山付けます。
・ブーゲンビリア(学名:Bougainvillea spp.)-ナデシコ目オシロイバナ科
・アサヒカズラ(朝日葛、学名:Antigonon leptopus)-
ナデシコ目タデ科
花言葉は
花言葉は「愛の鎖」です。
一般名:アサヒカズラ(朝日葛)、学名:Antigonon leptopus(アンティゴノン)、別名:ニトベカズラ(新渡戸葛)、英名:メキシカン・クリ−パー(Mexican Creeper)、レプトプス(leptopus)、コーラルバイン(coral vine)、chain-of-love(チェイン・オブ・ラブ)、confederate vine(コンフェデレイト・バイン)、Queen necklace(クイーン・ネックレス)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ナデシコ目タデ科アサヒカズラ属、原産地:メキシコ、蔓長:1000-1500cm、株高:10~15 cm、葉形:ハート形、葉縁:弱い鋸歯、葉序:互生、花序形:総状花序/円錐花序、開花期:6月~10月、花弁:無市花のように見えるのは五片から成る萼、花色(実際は萼色):ピンク・白、花径(萼径):1.5~2 cm、花の出る場所:茎先の葉腋、1ケ所に咲く花数:7~15、用途:庭木、鉢植え、フェンス、パーゴラ、生垣、食用花、蜜源。