カモミール
国花:ロシア, 食用花・エディブルフラワー
- 花名カモミール
- 学名Matricaria chamomilla
- 別名カモミール, German Chamomile, Chamomile, Kamille, ジャーマン・カモミール, Matricaria recutita, カモマイル, カミツレ
- 原産地ヨーロッパから北アジア
- 開花場所庭
- 開花期2月, 3月, 4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月
- 花言葉「親交」「仲直り」「逆境に耐える」
カモミールとは
カモミール(Chamomile=ジャーマンカモミール(German Chamomile)、学名:Matricaria chamomilla)とは、欧州~北アジア原産で、キク科シカギク属の耐寒性一年草です。
和名では、ジャーマンカモミール(German Chamomile)、カミツレ、ドイツカミツレ、カモマイル(英名)、カモミーユ、英名では、German Chamomile、Chamomilla と呼ばれます。
草丈は30〜60 cmです。
葉は緑色で、繊細な羽状複葉です。
2月〜10月に、花径2〜3 cmの小菊に似た頭花を咲かせます。頭花は周囲の白い舌状花(花弁)と、中央部の黄色い管状花から成ります。
時間の経過と共に、周囲の花弁は垂れて、中央の黄色い部分が盛り上がる性質があります。
カモミールの種類
カモミールには、ジャーマンカモミール(German chamomile、学名:Matricaria chamomilla)と、ローマンカモミール(Roman chamomile、学名:Chamaemelum nobile)があり、共にカモミール(chamomile)を代表するハーブです。
ジャーマンカモミール(German Chamomile、学名:Matricaria chamomilla)はローマンカモミール(R. c.)と比べると多少花が小さいですが、管状花は盛り上がり、開花時期は早く、シカギク属に属します。
ローマンカモミール(Roman chamomile、学名:Chamaemelum nobile)はジャーマンカモミール(G. c.)より多少花が大きいですが、管状花は平たく、開花時期が遅く、カマエメルム属に属します。
カモミール 花名の由来
英名の ”Chamomile” は、ラテン語の「chamai(大地の)」+「melon(リンゴ)」を語源とし、花にリンゴ香があることに拠ります。
学名 の ”Matricaria”は、ラテン語の「matrix(子宮)」で婦人病に効果があることから。
種小名の ”chamomilla” は英名でご説明したように、それぞれラテン語の「chamai(地面の低いところ=大地)+melon「林檎のように匂うもの」と言う意味です。
カモミールは万能のハーブ兼薬草
欧州では、また、薬草として、古代から現代に至るまで利用されています。また、万能薬のハーブとして知られ、花は生または乾燥させてハーブティーとして飲まれます。味は、リンゴ香と苦味が少々あります。リラックス効果があるとされます。一方、キク科の植物なので、キクアレルギーやブタクサアレルギーの人には注意が必要です。
カモミールはコンパニオンプランツ
カモミールティーはアフリカンマリーゴールド(Aflican marigold、学名:Tagetes erecta)やフレンチマリーゴールド(French marigold 、学名:Tagetes patula)と同様、近くに植えることにより他の植物を活性化させるコンパニオンプランツとしても知られます。
キク科の白い似た花
似た白いキク科の花、カモミール、クリサンセマム・ノースポール、シャスターデージー、ハマギク、フランスギク、マーガレット、コスモスの違い。
クリサンセマム・ノースポール、シャスターデージー、フランスギクは同じレウカンセマム属(フランスギク属)の花で、特に似ています。
・カモミール(Chamomile、ローマンカモミール、学名:Matricaria chamomilla)、
葉は繊細、花径2-3cm、開花2月-10月と長期、舌状花は反り返り、管状花(黄色で緑色を帯びる)は盛り上がる、リンゴ似の芳香
・クリサンセマム・ノースポール(Chrysanthemum north pole、学名:Leucanthemum paludosum)
開花期12ー翌7月(長い)、草丈15-30cm、葉は大き目でキク葉に似る、花径4cm、悪臭
・シャスターデージー(Shasta daisy、学名:Leucanthemum ×superbum)
葉は細長く浅い鋸歯、葉が密に付く、開花5月- 6月、花径は5-8cm
・ハマギク(浜菊、Nipponanthemum nipponicum)
日本産野生菊で海岸に生え無骨で丈夫。太い茎、多段輪生する厚く光沢有り切込み無しの葉、開花9月- 11月、蠅を呼ぶ悪臭
・フランスギク(France菊、学名:Leucanthemum vulgare)
葉はへら状で深い鋸歯あり、開花6月-7月、花径5cm、中央の黄色い花芯が盛り上がっている
・マーガレット(Marguerite、学名:Argyranthemum frutescens)
葉は羽状で細長く、コスモス(Cosmos 、学名:Cosmos bipinnatus)に似る、開花は4月~6、花径5cm、悪臭(管状花にチーズに似た香)
一般名:カモミール(Chamomile=German Chamomile)、
学名:Matricaria chamomilla(マトリカリア・カモミラ)、シノニム:Matricaria recutita 、
和名:ジャーマンカモミール(German Chamomile)、カミツレ、ドイツカミツレ、カモマイル(英名)、カモミーユ、
英名:German Chamomile、Chamomilla
分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キク科シカギク属、
原産地:欧州~北アジア、
草丈:30〜60 cm、
葉形:羽状複葉(細く繊細)、葉色:緑色、
開花期:2月〜10月、花色:舌状花は白、管状花は緑が勝った黄色、舌状花は反り返り、管状花(黄色で緑色を帯びる)は盛り上がる、リンゴに似た芳香、花径:2〜3cm。
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カモミール(Chamomile、ジャーマンカモミール、学名:Matricaria chamomilla)、
ローマンカモミール(Roman chamomile、学名:Chamaemelum nobile)