クロマツPinus thunbergii ポスト 万葉集でよまれた草木花名クロマツ学名Pinus thunbergii別名オマツ, 黒松, 雄松原産地日本〜朝鮮半島開花場所野原・畦道, 庭, 植物園, 低山, 公園, 盆栽, 街路、植栽開花期4月, 5月花言葉「不老長寿」「慈悲」 クロマツとは11月14日の誕生花クロマツ(黒松、学名:Pinus thunbergii)は日本原産で、マツ科マツ属の常緑高木針葉樹です。樹皮が灰黒色で新芽が白っぽく幹が力強いです。硬い葉や枝葉が力強く広がるためオマツ(雄松)とも呼ばれます。それに対し、アカマツ(赤松)は幹が細めで、赤っぽい樹皮、柔らかい葉、枝葉が円錐形にほんわり広がるためメマツ(雌松)と呼ばれます。松葉は、1ヶ所に2〜5枚が束となって枝に付き(束成し)ますが、数年経つと枝から離れて落下します。花は雌雄異花で1つの株に雄蕊だけの雄花と、雌蕊だけの雌花を咲かせます。果実は球形でマツボックリ(マツカサ)と呼ばれます。松毬の間にある薄黄の小さな鱗片を取り出したものが、松の実で、黒松のものは小さ過ぎて使われません。松を傷つけると松脂が取れますが、時を経ると固まってコハク(琥珀)になります。日本では古代から親しまれている樹木であり、歌舞で謳われたり、伝統芸の道具立てにも使われます。クロマツはアカマツと共にニ葉松の代表とされます。 万葉集と黒松 有間皇子は中大兄皇子(後の天智天皇)にとって目の上のたんこぶだったため呼び出された道中にある浜の黒松で詠んだ歌。 万葉集 巻2 141番歌 題詞:有間皇子自傷結松枝歌 作者:有間皇子 登場する植物:クロマツ 原文 磐白乃 濱松之枝乎 引結 真幸有者 亦還見武 読 磐白乃(の) 濱(浜)松之(が)枝乎(を) 引(き)結(び) 真(ま)幸く有者(あらば) 亦(また)還(帰り)見武(む) ↓ 磐白の 浜松が枝を 引き結び ま幸くあらば また帰り見む 訳 磐白(いはしろ)の 浜の松が枝を 引き結び 無事であれば また帰りに見るだろう。 注記:磐白:和歌山県みなべ町 一般名:クロマツ(黒松)、 学名:Pinus thunbergii、別名:オマツ(雄松)、分類名:植物界裸子植物門マツ亜門マツ綱マツ亜綱マツ目マツ科マツ属、原産地:日本〜朝鮮半島、生息分布:北海道南部〜沖縄、生活型:常緑針葉高木、樹高:40m、樹皮:灰黒色、新芽色:白っぽい、葉形:針状、葉長:5〜15cm、葉序:2個束生、雌雄異花、開花期:4月〜5月、花色:紫紅色(雌花)、花弁数:無、花長:1.5cm(雄花)、果実型:球果、果実形:卵状、円錐形、用途:街路樹、防風林、防潮林、庭木、盆栽、花材。目マツ科マツ属マツ種クロマツ花のタイプその他花序円錐/複総状花序花冠花びら無し葉形針形葉縁全縁生活型常緑高木針葉樹花の色桃葉の色緑実の色茶高さ400.0 ~ 4000.0 cm花径1.5 ~ 1.5 cm ランダムな花トラマメヒボタンジャマイカ・ポインセチアイワザクラトウカエデアケビ