ナンバンギセルAeginetia indica ポスト らんまん植物,万葉集で詠まれた草木花名ナンバンギセル学名Aeginetia indica別名思ひ草, 南蛮煙管, オモイグサ原産地日本、台湾、中国~インド開花場所野原・畦道開花期7月, 8月花言葉「物思い」 ナンバンギセルとはナンバンギセル(南蛮煙管、Aeginetia indica)は、日本、台湾、中国~インド原産で、ハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草の寄生植物です。 北海道から九州、沖縄までの日本全国に分布します。葉緑素を持たないので自分では栄養を生み出せないため、イネ科や、カヤツリグサ科、ショウガ科等の単子葉植物の根に寄生して栄養分を奪います。 草丈は10-20cmですが、茎は地中からほぼ出ず葉腋から長い花茎を数本伸ばします。葉は長さ0.5~1cm、幅0.4cmの三角形です。薄茶色の花茎先端から、7月~8月に先の尖った薄茶色の萼を伸ばし、その中からパイプの吸い口のような赤紫色の筒状花を横向きに一輪咲かせます。花の先端は5浅裂し、花に芳香があります。 ナンバンギセルの宿主 具体的的には、ススキ(薄、古名:尾花、平花、学名:Miscanthus sinensis)や、ショウガ(生姜、学名:Zingiber officinale)、ギボウシ(擬宝珠、学名:Hosta Hybrids)の根元で見られます。 名前の由来 「ナンバンギセル(南蛮煙管」という和名は、植物の形がパイプに似ていることに拠ります。 属名の「Aeginetia」はギリシャ人医師「Aeginetia」博士に因みます。種小名の「 indica」は「インドの」という意味です。 万葉集と南蛮煙管(思い草) 昔からある植物で、ススキの下で咲くナンバンギセルを詠った歌が万葉集にあります。万葉名は「思ひ草」です。 万葉集 第10巻 2270番歌 作者不詳 原文 道邊之 乎花我下之 思草 今更尓 何物可将念 訓読 道の邊(辺)之(の) 乎花(尾花)我(が)下之(の) 思(ひ)草 今更(さらさら)尓(に) 何物(を)可(か)将念(思はむ) ↓ 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更さらに 何をか思はむ 訳 道端の ススキ(尾花)の根本に咲いている 思い草(南蛮煙管)のように 今更 何を思い悩んだりしようか。 ナンバンギセルの花言葉 「物思い」 一般名:ナンバンギセル(南蛮煙管)、学名:Aeginetia indica、又名:オモイグサ(思い草)、分類名:ゴマノハグサ目ハマウツボ科ナンバンギセル属、原産地:アジアの東南部の温帯~熱帯地域、生活型:寄生植物、草丈:10~20cm、葉色:茶色、葉形:三角形、葉長さ:0.5~1cm、葉幅:0.4cm、開花期:7月~8月、花色:赤紫色、花長さ:2~3cm、花冠形:筒形、萼長:1~3.5cm、萼先端:尖る、果実型:蒴果、果実形:球形、果実長:1~1.5cm、種子長:微細(0.03cm程)、用途:鉢植え、花壇、公園、ベランダ、薬用、儀式用、花言葉:「物思い」。目シソ科ハマウツボ属ナンバンギセル種ナンバンギセル花のタイプその他花序単頂花序花冠筒形葉形三角形葉縁その他生活型一年草の寄生植物花の色紫葉の色茶実の色高さ10.0 ~ 20.0 cm花径0.7 ~ 0.7 cm ランダムな花カンザキジャノメギクコウホネハナモモ・テルテシロディクソニア・アンタルクティカ梅 故郷錦ティフォノドルム・リンドレイアヌム