ミスミソウ(三角草、学名:Anemone hepatica var. japonica f. japonica、または、Hepatica nobilis)は、日本固有変種で、キンポウゲ科ミスミソウ属(またはイチリンソウ属)の耐寒性多年草です。本州中部以西の日本で、山間地の落葉樹下の半日陰で、水捌けの良い場所に自生します。春に、雪を割って単頂花序に可憐な花を咲かせます。しかし、実際には、この花のように見えるものは萼で、花弁はありません。葉は全て根出葉で、緑色で光沢があり、三角形をした葉の先端は3つに分かれ、各先端の葉先が尖っています。花名はこの葉形から付けられました。三角草(f. japonica)と似ている花に以下の花があり、総称して「ユキワリソウ(雪割草)」と呼ばれることがあります。
※属名に関する注記
日本や中国ではHepatica nobilis、米国ではAnemone hepatica var. japonicaと属名が異なります。
一般名:ミスミソウ(三角草)、学名:Anemone hepatica var. japonica f. japonica、又は:Hepatica nobilis(var. japonica f. japonica)、別名:Asian liverleaf、liverwort、ユキワリソウ(雪割草)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キンポウゲ目キンポウゲ科ミスミソウ属、原産地:日本、分布:本州中部以西の日本、環境:山間地の落葉樹下、生活型:多年草、草丈:5〜15 cm、根出葉、葉序:互生、葉形:三角形で先端が3深裂し尖る、葉幅:5 cm、花序:単頂花序、花径:1〜1.5 cm、開花期:3月〜4月、花弁色(実際には、萼片色):白、桃、青紫、備考:準絶滅危惧種。