トウガラシ
香辛料
- 花名トウガラシ
- 学名Capsicum annuum
- 別名赤辛子, 赤唐辛子, 青唐辛子
- 原産地メキシコ
- 開花場所畑
- 開花期7月, 8月, 9月
トウガラシとは
トウガラシ(唐辛子 、学名:Capsicum annuum)とは、メキシコ原産で、ナス科トウガラシ属の多年草及び果実のことで、世界中に何千もの品種があり、トウガラシ属の総称ともされます。トウガラシの仲間には、鷹の爪や、シシトウ、マンガンジ、ハラペーニョ、ハバロネ等の品種があります。
主に赤い果実のものが使われるので、唐辛子のことを「赤唐辛」と呼んだりしますが、後述するように、果実が緑色のものは「青唐辛子」と呼びます。
英語では、レッドペッパー(Red Pepper)や、チリペッパー(Chile pepper)と呼ばれます。
夏~秋に、分枝した枝に、たくさんの小さな花を咲かせます。
花後に成る果実は、ランタン形をしており、中は中空となっており辛い種が付いています。果実色は緑色ですが、熟すと赤くなります。
緑色の未成熟の果実を「アオトウガラシ(青唐辛子)」、赤く成熟したものを「アカトウガラシ(赤唐辛子)」と呼んでいます。
青唐辛子は、ゆずこしょうの原料となると共に、焼いて食べたり、付け合せなどに使われます。青唐辛子は、シシトウ(獅子唐、学名: Capsicum annuum var. grossum)と似ており、どちらも同じトウガラシ属ですが品種が異なり、シシトウは辛みが弱い品種です。
赤唐辛子は香辛料として使いします。種は極辛で食べられないので種を取って残った果実を使います。
用途は、料理のピリッとした辛味付けや、薬効(食欲増進、辛味性健胃薬)です。
秋に少量出荷される未熟な唐辛子の葉を「葉唐辛子」と言い、それを醤油で煮詰めて佃煮にしたり料理に使います。辛味があって食欲をそそります。
マンガンジトウガラシ(万願寺唐辛子)は、唐辛子と米国の唐辛子を交配して育種された京野菜です。果実は大きな鮮緑色で辛味が少なく甘みがあって柔らかいです。
別名で、万願寺や万願寺甘唐辛とも呼ばれます。収穫時期は5~9月で串刺し焼きなどで供されます。
トウガラシ(唐辛子 、学名:Capsicum annuum)の一品種に、タカノツメ(鷹の爪、学名:Capsicum annuum 'Takanotsume')があります。
とうがらしを詠った俳句
青くても あるべきものを 唐辛子 作者:芭蕉
この種と 思ひこなさじ 唐辛子 作者:芭蕉
一般名:トウガラシ(唐辛子) 、
学名:Capsicum annuum、
別名:アカトウガラシ(赤唐辛子、赤とうがらし)、レッドペッパー(Red Pepper)、チリペッパー(Chile pepper)、
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ナス目ナス科トウガラシ属(カプシクム属)、
原産地:メキシコ 、分布:亜熱帯~温帯域 、
草丈:50cm、
葉形:被針形、葉序:互生、
花色:白・紫、 開花期:7~9月、
果実形:ランタン形、果実色:緑→赤。