エノキCeltis sinensis ポスト 花名エノキ学名Celtis sinensis別名Chinese hackberry, 榎原産地日本、朝鮮半島、中国などの東アジア開花場所野原・畦道, 植物園, 低山, 墓地・寺院, 公園, 街路、植栽開花期4月, 5月 エノキとはエノキ(榎、学名:Celtis sinensis)は、日本、朝鮮半島、中国などの東アジア原産で落葉広葉高木です。北海道を除く、本州〜四国、九州、沖縄の山地に分布しています。樹高は15~30 mで、樹皮径は2~2.5m、樹皮色は灰黒褐色です。雌雄同株です。4月~5月に、葉と花の展開が同時ですが、花が小さく目立ちません。花は雄花と両生花ですが、雄花には雄蕊が4本で、花弁は無く、ピンクの萼が4枚あります。両性花には、上部に雌蕊が1本で花柱は先端が2裂し、下部に雄蕊が4本あります。横方向に太い枝を伸ばすので緑陰を作り、樹高が高いため江戸時代は一里塚に使われました。樹皮や葉は民間薬に、木材は建築材や器具材、炭に、若葉や新芽は野菜に使われています。 エノキの漢字「榎」は、元々中国から来た文字ではなく、日本で作られたもので、「木」と「夏」の組み合わせから出来ています。これは、夏に葉が生い茂って木陰を作ることに拠ります。宿木に寄生される木です。万葉集では「え」と言う名前で出ています。 万葉集と榎 万葉集 第16巻 3872番歌 作者:不詳 登場する草木:え、榎(えのき) 原文 吾門之 榎(え)實毛利喫 百千鳥 々々者雖来 君曽不来座 読 吾(我が)門(かど)之(の) 榎(え)(の)實(実)毛(も)利(り)喫(喰む) 百千鳥 々々(千鳥)者(は)雖来(来れど) 君曽(ぞ)不来座(来まさぬ) ↓ 我が門の 榎(えのき)の実もり喰む 百(もも)千鳥 千鳥は来(く)れど 君ぞ来まさぬ 意味 私の家の門の 榎(えのき)の実をモリモリ食べる 群れ鳥たち 鳥は沢山やって来るけれど (肝心の)あなたはおいでにならないわ。つまらん輩は沢山言い寄って来るけれど 愛しい人はさっぱり来ないんだから。 一般名:エノキ(榎)、学名:Celtis sinensis、又名:Chinese hackberry、セルティス・シネンシス、分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ目アサ科エノキ属エノキ種、生息分布:北海道を除く、本州〜四国、九州、沖縄、環境:山地、樹高:15~30 m、樹皮径:2~2.5m、樹皮色:灰黒褐色、葉柄:有、葉質:光沢あり、葉身長:4〜9cm、葉幅:2.5〜6cm、葉形:広卵形、葉色:濃緑色(上面)、淡緑色(下面)→黄葉(秋)、葉序:互生、雌雄同株、花:雄花と両生花、雄花花序:集散花序、両性花の付く場所:葉腋、花色:黄緑色(雄花、4本の雄蕊だけ)、淡褐色(両性花、雄蕊4個と雌蕊1個)、雄花径:0.5cm、花糸色:淡紫色、果実期:10月、果実型:核果、果実色:赤褐色、用途:緑蔭樹、一里塚、果実は鳥の餌。目バラ科アサ属エノキ種エノキ花のタイプその他花序集散花序花冠花びら無し葉形卵形葉縁全縁生活型落葉広葉高木花の色緑 黄葉の色緑実の色赤高さ1500.0 ~ 3000.0 cm花径0.5 ~ 0.5 cm ランダムな花イワザクラ椿 '花車'カンパニュラ・ポシャルスキャナ比翼檜葉キンロバイヒメヒオウギズイセン