イワタバコConandron ramondioides ポスト 万葉集でよまれた草木花名イワタバコ学名Conandron ramondioides別名イワヂシャ, 岩萵苣, 山萵苣原産地日本~台湾開花場所植物園, 低山開花期7月, 8月花言葉「涼しげ」「愛らしい心」 イワタバコとはイワタバコ(岩煙草、学名:Conandron ramondioides)は日本~台湾原産で、イワタバコ科イワタバコ属の多年草です。日本では本州~九州、沖縄の山地の湿った岸や岩場のような湿度が高い日陰の場所に群生します。イワタバコの北限自生地は岩手県田野畑村の渓谷とされます。 草丈は10 cm程です。地下に塊状をした根茎があります。葉は緑色で光沢があり柔らかく水分を含みます。葉長さ20 cm、幅10 cmの長楕円形で1株に2~3枚を付け垂れます。葉縁には鋸歯があります。 7月~8月に、根生葉から花茎を出し集散花序に紫色の星型(先端が5裂した車形)で花径1〜1.5 cmの花を咲かせます。一輪の花の寿命は3~4日ですが、花を多数咲かせます。雄蕊は5本あります。花後に蒴果が成ります。イワタバコの葉は、山草となり、生サラダや、おひたし、天婦羅などにして食用となります。 万葉時代に万葉集で詠われた「山萵苣(ヤマジサ)」は、「アブラチャン(油瀝青、学名:Lindera praecox)」か、「エゴノキ(斉ゴ木、学名:Styrax japonica)」か、またはこの「イワタバコ(岩煙草、学名:Conandron ramondioides)」かという説があります。前にエゴノキ説をとりましたが、ここではイワタバコを当てはめてみました。 万葉集と山萵苣 万葉集 第11巻 2469番歌 作者:作者不詳 題詞:柿本人麿歌集(寄物陳思) 原文 山萵苣 白露重 浦經 心深 吾戀不止 読 山ぢさの 白露重み うらぶれて 心も深く 我が恋やまず 意味 山ぢさ(イワタバコか) 白露の重みで うなだれているように 私の心も深く あなたへの恋がやみません。 和名の由来 岩地に生え葉が煙草に似ていることから。 イワタバコの花言葉 「涼しげ」は、山地の湿った岸や岩場のような湿度が高い日陰に淡い色合いの花を咲かせることから。 「愛らしい心」は、花が小さく可憐なことから。 一般名:イワタバコ(岩煙草)、 学名:Conandron ramondioides 、又名:イワヂシャ(岩萵苣)、ヤマヂシャ(山萵苣)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類シソ目イワタバコ科イワタバコ属、 原産地:日本~台湾、生活型:多年草、草丈:10 cm、葉質:光沢があり柔らかく水分を含む、葉長:20 cm、葉幅:10 cm、葉形:長楕円形、葉色:緑、葉縁:鋸歯、放射相称、花序形:集散花序、花径:1〜1.5 cm、開花期:7月~8月、花色:淡紅紫色~紫色、花冠形:車形で先端5裂、雄蕊数:5、果実:蒴果。目シソ科イワタバコ属イワタバコ種イワタバコ花のタイプ放射相称花花序集散花序花冠車形葉形長楕円形葉縁鋸歯状生活型多年草花の色赤 桃 紫葉の色緑実の色高さ10.0 ~ 10.0 cm花径1.0 ~ 1.5 cm ランダムな花イワザクラ椿 '花車'カンパニュラ・ポシャルスキャナ比翼檜葉キンロバイヒメヒオウギズイセン