セイロンベンケイ

Kalanchoe pinnata

花名
セイロンベンケイ
学名
Kalanchoe pinnata
別名トウロウソウ, 灯籠草, ハカラメ, 葉から芽, miother leaf, goodluck leaf, happy leaf, miracle leaf
原産地マダガスカル
開花場所庭, 植物園, 鉢花, 観葉植物
開花期1月, 2月, 3月, 12月
花言葉忍耐、決意

セイロンベンケイとは

セイロンベンケイ（学名：Kalanchoe pinnata）は、マダガスカル原産で、ベンケイソウ科カランコエ属の多肉質の多年生植物です。
日当たりと風通しの良いあぜ道などに自生します。葉が水に浸るだけでも葉縁から根を出し子株ができて土に落下すると繁殖するほど生命力が旺盛です。
原産地と同じ気候風土の熱帯地方や亜熱帯地方、日本の沖縄や小笠原諸島などのアジアや、南太平洋、ハワイなどにも帰化しており侵略的植物とされています。
暑さに強く、乾燥や塩害に強いですが、寒さには弱い。

セイロンベンケイってどんな花を咲かせるの

カランコエ属の中では、ブリオフィルム節（Bryophyllum）という、葉縁に子株を付け、鐘形の花を下向きに咲かせるグループに属します。
草丈0.5～2mで、茎は肉厚で円筒形をしており直立しますが、折れやすく、横倒しになった茎の節から根を出し双葉を付け増殖します。若芽は赤い。
葉は肉厚で基部では単葉の楕円形ですが、上部では3～5対の複葉となります。葉縁に鋸歯があり、枝に対生して付きます。
花茎頂部から集散花序を伸ばし、サーモンピンク色で釣り鐘型をした花のような萼をたくさんぶら下げます。その後、萼の下が開き、赤い花弁が出てきます。
花弁は4枚で下部で合着し筒状になります。花の中央には雄蕊8本と雌蕊4心皮があります。原産地では通年開花しますが、通常は1月～4月開花です。
花後に長さ1～1.5cmの蒴果が成ります。

縁起の良い植物

葉縁から子株を出す、葉から芽が出る植物なので、又名で、ハカラメ（葉から芽）、トウロウソウ（灯籠草）、マザーリーフ（miother leaf）、グッドラックリーフ（goodluck leaf）、ハッピーリーフ（happy leaf）、ミラクルリーフ（miracle leaf）、幸運の葉、幸福の葉とも呼ばれます。
繁殖は地面に落ちた葉から不定芽を出す無性生殖、いわゆるクローンで繁殖します。
同属にコダカラベンケイソウ（子宝弁慶草）などがあります。

花名の由来

和名にセイロンと付きますが、原産地はマダガスカルなので、その方面から来日したということでしょうか、不明です。プラス、ベンケイ（弁慶）と付いているのは、花が丈夫で強いことから、武蔵坊弁慶に例えたことに拠ります。
属名の「Kalanchoe 」は、中国名の「伽蓝菜」にあやかりフランスの植物学者ミシェル・アンダーソンが付けたとされます。
種小名の「pinnata」は「翼のある、羽状」という意味のpinnatusの女性形で、ピエール・ソネラ（Pierre Sonnerat）がモーリシャスで収穫して、ラマルク（Lamarck）に伝えラマルクが1786年にCotyledon pinnataと記載したものを、後年、Christiaan Hendrik Persoonがカランコエに分類し直したものです。

一般名：セイロンベンケイ、学名：Kalanchoe pinnata、又名：トウロウソウ（灯籠草）、ハカラメ（葉から芽）、カランコエ・ピンナータ（Kalanchoe pinnata）、マザーリーフ（miother leaf）、グッドラックリーフ（goodluck leaf）、ハッピーリーフ（happy leaf）、ミラクルリーフ（miracle leaf）、幸運の葉、幸福の葉、原産地：マダガスカル、草丈：0.5～2m、茎：肉厚で円筒形、若芽：赤い、葉質：肉厚、葉形：単葉楕円形（基部）、3～5対の複葉（上部）、葉長：10～30cm、葉縁：鋸歯、葉序：対生、花序形：集散花序、花のように見える萼色：ピンク、橙色、花のように見える萼の形：釣り鐘型、長楕円形、燈籠形、実際の花色：赤、実際の花の形：筒状で先端が4裂、開花期：通年（1月～4月）、雄蕊数：８，雌蕊数４，果実型：蒴果、果実長：1～1.5cm、用途：観葉植物、鉢植え、切り花、庭植え、特記：ゲーテ（ Johann Wolfgang von Goethe）が熱烈に愛した、注記：有毒化合物のブファジエノライドとフェナントレンが含まれるため、牛などの放牧動物が運動失調と重篤な不整脈の心臓中属の可能性あり、伝統医学では高血圧や、頭痛、発熱、ガンの治療薬。