ニホンズイセン
水仙の分類記号 8W-Y
- 花名ニホンズイセン
- 学名Narcissus tazetta var. chinensis
- 別名日本水仙, 日本寒水仙, 寒咲き日本スイセン, スイセン, 水仙, フサザキスイセン, 中国水仙
- 原産地スペイン、ポルトガルの地中海沿岸とアフリカ北部
- 開花場所庭, 海岸, 公園, 園芸品種, 鉢花
- 開花期1月, 2月, 12月
- 花言葉「自己愛」「神秘」「自惚れ」
ニホンズイセンとは
8W-Y 水仙には分類記号がある「ニホンズイセン」
ニホンズイセン(日本水仙、学名:Narcissus tazetta var. chinensis)とは、スペイン、ポルトガルの地中海沿岸とアフリカ北部原産で、ヒガンバナ科スイセン属の耐寒性多年草(球根植物)です。
別名で、スイセン(水仙)、フサザキスイセン(房咲き水仙)、日本寒水仙、寒咲き日本スイセンと呼ばれます。
日本水仙と言いますが、原産地は地中海沿岸で、中国南部を経由して来日しました。関東以西から九州で暖地の海岸線に自生しています。
静岡県の伊豆下田 爪木崎(つめきざき)は、約300万本の野水仙がみられる関東近辺の名所で、毎年1月上旬~2月上旬の見頃に水仙まつりが開催されています。
他にも、兵庫県淡路市や、福井県越前海岸などが群生地として知られます。
草丈は20~40cmです。地下に鱗茎があります。
葉茎は緑色で細長く厚みがありショウブの葉を小さくした形をしています。日本で水仙と言えばこの花です。
12月~翌年2月に、芳香のある盃状の小花を咲かせます。花被片6枚の内、外側に萼が3枚、内側に花弁が3枚あります。中央に、雌蕊1本と雄蕊6本があります。
花の中心にある黄色い筒状のものを副花冠と言います。
繁殖は球根で行います。
日本水仙の分類記号は「8W-Y」
「分類番号」(分類8の房咲き「タゼッタ系スイセンTazetta Daffodil Cultivars )+「花弁の色」(W:白)+「副花冠(カップ)の色は全て黄色(Y:黄)」。
スイセンの系統
スイセンは品種が豊富です。スイセンの系統は、以下のように分類されます。
分類記号の意味
群 花弁(花被片)色 - 副花冠の 基部の色、中央の色、先端の色
【色】W:white(白)、Y:yellow(黄)、O:orange(橙色)、P:pink(桃色)、R:red(赤)、G:green(緑色)、C:cream(薄黄)、L:lemon-yellow(レモン色)
例:日本ズイセンは、8W-Y(8群 花弁色が白、花冠は基部、中央、先端とも黄色と言う意味です)
1群
喇叭水仙(ラッパスイセン、Trumpet narcissi)ー1茎に1花。(副花冠の長さ)=或>(花弁長さ)
2群
大杯水仙(オオバイスイセン、Large-cupped narcissi)ー1茎に1花。(花弁長)>(副花冠の長さ)=或>(花弁長さの1/3)
3群
小杯水仙(コバイスイセン、Small-cupped narcissi)ー1茎に1花。(副花冠の長さ)=或<(花弁長さの1/3)。例:チキータ
4群
八重咲水仙(ヤエザキスイセン、Double daffodils)ー1茎に1花。副花冠、雌蕊、雄蕊が花弁化して八重咲きとなる。
5群
トリアンドルス・スイセン(Triandrus daffodils)ー1茎に3-4花。
6群
キクラミネウス、シクラミネウス・スイセン(Cyclamineus narcissi、学名:Narcissus cyclamineus)ー原種シクラミネウスの性質を持つ。花弁が反り返り、
副花冠は長い筒状。例:ミニ水仙テータテート(Tete a tete、学名:Narcissus cyclamineus 'Tete a tete')
7群
ジョンクィラスイセン、ジョンキル(Jonquilla narcissi)-1茎多花。原種ジョンクィラの性質を持つ。芳香スイセン。
8群
房咲き水仙(フサザキスイセン、Tazetta narcissi)キブサスイセン(黄房水仙、学名:Narcissus tazetta cv. odoru)8 Y-Y。
9群
口紅スイセン(ポエティクス、Poeticus narcissi)-副花冠の先が口紅を塗ったように赤い、原種ポエティクスの性質を持つ
10群
原種スイセン(Species and their forms and wild hybrid)
例:ナルキッスス・カンタブリクス(学名:Narcissus cantabricus)、
トリアンドルス、シクラミネウス、ジョンクィラ、タゼッタ、ポエティクス
11群
スプリットコロナ、スプリットコロナズイセン(Split-corona narcissi)-副花冠が裂けている
12群
その他のスイセン(Miscellaneus narcissi)-上記に属さないスイセン。
スイセンの花名の由来
水仙という和名は、水仙を日本に齎した中国の漢名「水仙」を採用したものです。漢名は、中国の古典にある「仙人」が大元で、天には天仙が、地には地仙があり、水には水仙があるとされます。水に住む仙人=水仙ということで、水を好み、球根で長い寿命を保ち、清楚な花を咲かせることに由来します。
スイセンは食べれません
スイセンは葉や茎など全草、特に球根に毒があるので食べると危険です。水仙の葉は、食用となるニラ(韮、学名:Allium tuberosum) やノビル(野蒜、学名:Allium macrostemon)と似ているので注意してください。
スイセンの花言葉
「自己愛」「神秘」「自惚れ」
一般名:ニホンズイセン(日本水仙) 、
学名:Narcissus tazetta var. chinensis(ナルシッサス・タゼッタ 'シネンシス') 、
別名:スイセン(水仙)、フサザキスイセン(房咲き水仙)、日本寒水仙、寒咲き日本スイセン、
分類名:植物界被子植物真単子葉植物網キジカクシ目ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン種、
原産地:地中海沿岸→中国南部→日本、生息分布:関東以西~九州、生活環境:暖地の海岸線、
草丈:20~40cm、
葉色:緑色、葉形:ニラやノビルと似ている。やや幅広で厚みのある扁平で細長い線形、葉鞘(地際の茎):ニラより少し太め、葉序:互生、芳香:無、
開花期:12月~翌2月、花径:3cm、花色:白(花弁)と黄(副花冠、筒状の部分)、雌蕊:1本、雄蕊:6本。
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