ネリネ
ショッキングピンクの花、宝石名
- 花名ネリネ
- 学名Nerine sarniensis
- 別名ダイヤモンドリリー, Nerine, ネリネ・サルニエンシス, ヒメヒガンバナ
- 原産地南アフリカケープ州の固有種
- 開花場所庭, 切り花・生け花, 公園, 鉢花
- 開花期10月, 11月, 12月
- 花言葉「輝き」「箱入り娘」「また合う日を楽しみに」
ネリネとは
ネリネ(学名:Nerine sarniensis)とは、南アフリカケープ州の固有種で、ヒガンバナ科ネリネ属の多年草(球根植物)です。別名で、ネリネ・サルニエンシスや、ダイヤモンド・リリー、ヒメヒガンバナ、英名では、Guernsey lily 、Raquel、Jersey lily と呼ばれます。
草丈は、30~45 cmです。葉は緑色で線形です。
花茎の先に散形花序を伸ばし、7-15個の漏斗状の花を咲かせます。
秋から冬に、ショッキングピンクのヒガンバナ(彼岸花、学名:Lycoris radiata)に似た花を咲かせます。花色には、他に、赤、白、紫、橙色、複色などがあります。
花被片は比較的幅広で6枚あり、放射状に広がって、外側に強く歪曲します。各花の雄蕊は6本あり、長く、真っ直ぐに伸びて目立ちます。
花に光が当たると輝くので、英名では、ダイヤモンドリリーと呼ばれます。
鉢植えされますが、花持ちが良いので、切り花にもされます。
アフリカからの海上輸送中に、標本がチャネル諸島のガーンジー島に漂着しました。
ネリネと彼岸花の違い
いずれも、ヒガンバナ科の球根植物なので似ています。花色はネリネにもヒガンバナにも、赤、ピンクの花があります。では、違いは何か。
左:ネリネ(学名:Nerine sarniensis spp.)、右:ヒガンバナ(彼岸花、学名:Lycoris radiata)
彼岸花(N. undulata)とネリネ(N. sarniensis spp.)の違いは以下の通りです。
彼岸花(L.radiataa)
ヒガンバナ属、中国原産、毒有り、秋に開花、花後に葉が出る。
ネリネ(N. sarniensis spp.)
ネリネ属、アフリカ原産、毒無し、冬に開花、花と葉が同時に出る。
花名の由来
属名の「Nerine」は、ギリシャ神話に基づく「ネリネ、Nerine(海の妖精)」を意味します。
南アフリカからオランダへこの球根を運ぶ船が途中で難破し、球根の入った箱がガーンジー島に漂流し海岸に定着しました。
種小名の「sarniensis」は、ローマ時代にラテン語でSarnia(サルニア)と呼ばれた「ガーンジー島の」と言う意味で、
リンネが学名を付ける際にこの花の原産地を間違えたことに拠ります。
花言葉
「輝き」「箱入り娘」「また合う日を楽しみに」
一般名:ネリネ(Nerine)、
学名:Nerine sarniensis
別名:ネリネ・サルニエンシス、ダイヤモンド・リリー、ヒメヒガンバナ、
英名:Guernsey lily 、 Raquel、Jersey lily
分類名:植物界被子植物真正双子葉類キジカクシ目ヒガンバナ科ネリネ属(ヒメヒガンバナ属)、
原産地:南アフリカ、ボツワナ、ナミビア、
草丈:30~45 cm、球根径:3-5cm、
葉色:緑色、葉形:線形、葉身長:20cm、葉幅:1cm、
開花期:10月~12月、花序形:散形花序、花序径:8-12cm、花色:濃桃色、赤、白、紫、橙、1つの花序に付く花数:7-15個、
花冠形:漏斗状、花被片:6,花径:2-3cm、雄蕊数:6、葯色:紫、雌蕊数:1,果実型:蒴果、
用途:鉢植え、切り花、注記:エアロペテス・トゥルバギア(Aeropetes Tulbaghia←Meneris Tulbaghia)の成虫が花粉媒介者。
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