ハシリドコロ

Scopolia japonica

スプリング・エフェメラル,毒草

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  • 花名
    ハシリドコロ
  • 学名
    Scopolia japonica
  • 別名走野老
  • 原産地日本
  • 開花場所湿地, 低山
  • 開花期3月, 4月
  • 花言葉「殺したいほど愛してる」「沈黙」

ハシリドコロとは

ハシリドコロ(走野老、学名:Scopolia japonica)とは、日本の固有種で、ナス科ハシリドコロ属の多年草です。本州から九州の沢沿いの樹林下などの湿地に自生します。
草丈は30~60cmです。葉は黄緑色で、長さ5~15cm、幅2~5cmの卵形で、葉縁は全縁、両面が無毛で、枝に対生に付きます。

4月~5月に、葉腋から暗紫色で2cm程の釣り鐘形をした花を1輪下垂して咲かせます。花の内側は薄黄緑色で先端は5浅裂し、6本の雄蕊と1本の雌蕊がありります。萼は明緑色で、先は5裂して尖り、花後に大きくなり、果実を包みます。花後に、直径1cm程の球形の蒴果が成り、熟すと上部が割れて種子がこぼれます。

全草にヒヨスチアミンとスコポリン(アルカロイド)を含む有毒植物です。誤飲や間違って体内に入れると、幻覚や、混乱、瞳孔散大、心拍数増加、呼吸困難の症状が現れ、最悪の場合は死に至ります。反面、根と根茎は、鎮痛・鎮痙薬とされる生薬名「莨黹根(ロートコン)」に使用します。


走野老と蕗は似ている


ハシリドコロ(走野老、有毒、学名:Scopolia japonica)の新芽は、フキノトウ(蕗、無毒、学名:Petasites japonicus)と似ています。誤って走野老を食べないよう気を付けましょう。

ハシリドコロ フキノトウ
左:ハシリドコロ(走野老)、右:フキノトウ(蕗)


花言葉


「殺したいほど愛してる」「沈黙」


花名の由来


和名のハシリドコロ(走野老)と言う名前は、毒に侵されて「ハシリ(走り)」まわる+太い根茎が「トコロ(野老、学名:Dioscorea tokolo)」に似ていることに拠ります。
属名の「Scopolia」は、18世紀のオーストリア人生物学者「 Giovanni A.Scopoli 」博士への献名です。種小名の「japonica」は「日本の」と言う意味で原産地を表します。

一般名:ハシリドコロ(走野老)、学名:Scopolia japonica、別名:きちがいなすび、Hashiri-dokoro、Scopolia japonica、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ナス目ナス科ハシリドコロ属、原産地:日本、分布:本州から九州、環境:沢沿いの樹林下などの湿地、生活型:多年草、草丈:30~60cm、葉色:黄緑、葉序:対生、葉形:卵形、葉身長:5~15cm、葉幅:2~5cm、葉裏:無毛、開花期:4月~5月、花の出る場所:葉腋から1輪を下垂、花色:暗紫色、小花形:鐘形、花の内側:薄黄緑で先端は5浅裂、花冠径:2cm、雄蕊数:5、雌蕊数:1、萼色:緑色、萼形:鐘形で先端が5浅裂、果実径:1cm、果実形:球形、果実型:蒴果、特記:スコポリン(アルカロイド)を含む有毒植物、用途:根と根茎を生薬名(ロートコン)に。

■関連ページ
ハシリドコロ(走野老、学名:Scopolia japonica)


  • ナス
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    単頂花序
  • 花冠
    鐘形
  • 葉形
    卵形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型多年草、有毒植物
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ30.0 ~ 60.0 cm
  • 花径2.0 ~ 2.0 cm

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