ヘラノキ

Tilia kiusiana

らんまん植物

  • ヘラノキ
  • ヘラノキ
  • 花名
    ヘラノキ
  • 学名
    Tilia kiusiana
  • 別名箆の木, 箆木
  • 原産地日本固有種
  • 開花場所庭, 低山
  • 開花期7月

ヘラノキとは

ヘラノキ(箆の木、学名:Tilia kiusiana)は日本固有種でアオイ科シナノキ属の落葉高木です。本州(奈良県、中国地方西部)、四国、九州に自生します。
樹高10~15m、幹直径60cmで、幹は直立し整っています。樹皮は灰褐色で縦に裂け鱗片状に剥離します。葉は長さ4~8cm、幅は2~5cmのいびつな卵形で、葉先は尾状に細く尖ります。葉は表側が濃緑色で、裏側は緑色です。葉縁には不規則な細鋸歯があり枝に互生して付きます。


花序中ほどまで総苞葉と合生


雌雄同株。7月に腋生の集散花序に淡黄色の五弁花を10数個下向きに咲かせますが、花序軸の中ほどより下は箆形の総苞葉と合生しています。10月に薄橙色をした果実径0.5cmの小球形で毛が密集した核果を成らせます。中に種子が1個入っています。用途は庭木が主で、稀に器具材、昔は内皮から衣類や縄などを作る繊維を取り出しました。


花名の由来


牧野博士が命名したもので、花序に付く総苞葉が箆形をしていることに拠ります。属名の「Tilia」は菩提樹のラテン語「tilia(ティリア) から」、種小名の「 kiusiana」は九州のという意味です。

一般名:ヘラノキ(箆の木)、学名:Tilia kiusiana、分類名:植物界被子植物真正双子葉類アオイ目アオイ科シナノキ属ヘラノキ種、原産地:日本固有種、生息分布:本州(奈良県、中国地方西部)、四国、九州の日本、生活型:落葉高木、樹高:10~15m、樹形:直立、幹直径:60cm、樹皮:灰褐色で縦に裂け鱗片状に剥離、葉色:濃緑色(表)、緑色(裏)、葉長さ:4~8cm、葉幅:2~5cm、葉形:いびつな卵形で葉先は尾状に細く尖る、葉縁:不規則な細鋸歯、葉序:互生、雌雄同株、開花期:7月、花序形:集散花序、花序柄:ヘラ形の総苞葉が1枚、花冠形:五弁花、花色:淡黄色、花の咲く向き:下向き、花柄にあるヘラ長さ:4~6cm、結実期:10月、果実型:核果、果実形:小球形で毛が密集、果実径:0.5cm、果実色:薄橙色、種子:1個、用途:庭木、器具材、内皮衣類や縄などのは繊維に。


  • アオイ
  • アオイ
  • シナノキ
  • ヘラノキ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    集散花序
  • 花冠
    5弁形
  • 葉形
    卵形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型落葉高木
  • 花の色薄黄
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ1000.0 ~ 1500.0 cm
  • 花径0.2 ~ 0.2 cm

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