桜シリーズ7.江戸彼岸
エドヒガン(江戸彼岸、学名:Cerasus itosakura f. ascendens)とは、バラ科サクラ属の落葉広葉高木「サクラ」の野生原種です。
名前の一部に「彼岸」と付くように早咲きで、葉が開く(展葉)前に開花します。
花は一重で、やや小さく、白~薄紅色です。萼下部(付け根)に球状の膨らみがあります。
長寿で1000年を越える樹が多く残っており中には2000年を超えるものもあります。また、巨木となる性質を持つ上、花が美しいので、天然記念物となっている桜の木39件中、11件がエドヒガンとその系統の桜です。ソメイヨシノより早く、彼岸(春分、3月21日)頃に咲き始めるのが名前の由来です。花が沢山咲くので本種はたくさんの桜の母種とされています。代表的な桜であるソメイヨシノも本種とオオシマザクラから育種された園芸種です。