南半球のクリスマスブッシュ

オーストラリアのクリスマスの木は、「ニューサウスウェールズ・クリスマスブッシュ」

日本やアメリカ、ヨーロッパは北半球にありますから、12月25日は雪のイメージのクリスマスだと頭に沁み込んでいますが、
そんな時に南半球からの映像が届けられて、そこでは海水浴場にいる水着姿の人々が、「メリークリスマス!」と祝福している姿に驚かされます。
住む場所により、クリスマスツリーの木は異なり、北半球では樅の木、南半球では、オーストラリアでは、この「ニューサウスウェールズ・クリスマスブッシュ(New South Wales Christmas bush」だったりします。

ニューサウスウェールズ・クリスマスブッシュ(New South Wales Christmas bush、学名:Ceratopetalum gummiferum)とは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州原産で、クノニア科ケラトペタルム属の常緑中高木です。
別名で、クリスマスブッシュ(Christmas bush)、サマークリスマス、ぜ億名のケラトペタラムやセラトペタルムとも呼ばれます。

樹高は6~10 mです。
葉は三出複葉で、小葉は長楕円形をしており、葉縁に細かい鋸歯があり、対生して付きます。

南半球にあるオーストラリアと、北半球に位置する日本とは四季が正反対なので、オーストラリアの夏、すなわち、日本の晩秋~冬に開花します。
オーストラリアでは春~夏(11月~1月)に、枝先から円錐花序を伸ばし、小さな白い五弁花を沢山咲かせます。
花後に萼が肥大化して赤く色づき、クリスマスシーズンに木全体が赤く染まります。


花名の由来


和名の「ニューサウスウェールズ・クリスマスブッシュ」とは、英名の「New South Wales Christmas bush」をそのまま訳したもの。
New South Wales Christmas bushとは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州原産で、北半球のクリスマスシーズンに咲く花を意味します。
属名の「Ceratopetalum」は、ギリシャ語で「角状の花弁を持つ」と言う意味です。
種小名の「gummiferum」は、ギリシャ語で「gummi(ゴムの)」+「ferum(特徴を持つ)」

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花日記
オーストラリアのクリスマスツリー、「ニューサウスウェールズ・クリスマスブッシュ」 かぎけん花図鑑 花日記2024年12月17日(火)

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