二又ならぬ三又か!?万葉集草木23.ミツマタ
ミツマタ(三椏、学名:Edgeworthia chrysantha )は、中国原産地でジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木です。日本には慶長年間に渡来しました。。万葉集でも謡われています。
万葉集の巻と作者
万葉集10巻-1895番 柿本人麻呂 万葉名:三枝(サキクサ)
【原文】
春去 先三枝 幸命在 後相 莫戀吾妹
【読み】
春去れば まづ三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋そ吾妹(わぎも)
【意味】
春になって 先ず咲くさきくさ(三枝=ミツマタ)のように 無事ならば 後で逢いましょう。そんなに恋を焦らないで、私の愛しい人。
とは言えど、「二又、三又はしてないでしょうね」と突っ込みたくなるような気がしませんか?(by 花図鑑編集者)
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