花名に「爬虫類」アボカド(Avocado)と鰐
特集 花名に「爬虫類」
花名に爬虫類「アボカド」とアリゲーター
上:アボカド(Alligator pearや鰐梨と呼ばれます)鰐と色艶が似てる? 下:アリゲーター(Alligator)、中米産のミシシッピー鰐
アボカド(Avocado、学名:Persea americana)とは、中米の熱帯地域原産でクスノキ科アボカド属の熱帯性常緑高木です。別名でワニナシ(鰐梨)、Alligator pear(アリゲーターペア)、バター・フルーツ、Agucateとも呼ばれます。果肉を食用とすることを目的として栽培されます。
日本には20世紀前半の大正時代(1912年〜1926年)に渡来しましたが当時は人気が出ず、昭和後期(1964年~1988年)以後に普及しました。
現在、日本に輸入される果実の中では、1位バナナ(Banana)、2位アボカド(Avocado)と、輸入量が多い果物になっています。
アボカドの木
樹高は25 mになります。緑色の葉は大きな卵形で、互生してつきます。
アボカドの花
枝の葉腋近くから総状花序を伸ばし、沢山の薄黄緑色をした小さくて目立たない花をつけます。
花には花弁がなく、6枚の綿毛状の花被片と、9 本の雄蕊、基部に2つの橙色の蜜腺があります。
アボカドの果実
枝に沢山ぶら下った深緑色の果実は生食できます。果皮ははじめ緑色ですが、熟すと黒っぽくなります。果実を2つに刃物で切ると、中央に5 ~ 6.5cmの大きな楕円形の種子が1個入っています。種子は食べません。果肉には脂肪分が20%含まれるので「森のバター」や「バターフルーツ」と呼ばれます。
■関連ページ
アボカド(Avocado、学名:Persea americana)
特集 花名に「爬虫類」
花名に爬虫類名が付く―アボカド(Avocado)と鰐 かぎけん花図鑑 花日記2024年9月19日(木)
爬虫類図鑑【かぎけんWEB】