エキザカムのブログ


アラビア海の西方、アデン湾に浮かび、「インド洋のガラパゴス」と呼ばれる「ソコトラ島」は、世界自然遺産に指定された島で、動植物の固有種が多いことで知られます。アラビア半島南西部のイエメンから南に300Kmの海上で、アフリカのソマリア沖にあります。この島には、リュウケツジュ(龍血樹、ドラセナ・シナバリ、学名:Dracaena cinnabari)や、ボトルツリー(デザートローズ、学名:Adenium obesum)、乳香の木(Frankincense Tree、フランキンセンスツリー、学名:Boswellia sacra)をはじめ、植物の固有種が300種類もあります。いずれも実物は見たことがありませんが、固有種の中で唯一私達の身近にあるのが、この「エキザカム」です。意外と遠くて身近な植物であることに、驚かされます。

魅力的なソコトラ島、以前は安全だったようですが、外務省の危険情報「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」に指定されたまま、現在もビザが発給されていない状態です。イエメンが内戦状態にあること、「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)や、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の支部が出来ていることに拠ります。残念!

エキザカム(Exacum、学名:Exacum affine)は、リンドウ科エキザカム属の非耐寒性多年草で、花言葉は「愛のささやき」。言葉通り、「愛をささやいて」、一刻も早く、平和な国作りを目指して欲しいですね。

  • Exacum affine
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