源011.源氏物語の草木 第11話 モミジ(紅葉) ポスト 源氏物語の草木 源氏物語の草木 これまでのあらすじ 第11話 源氏、藤壺を思慕2 (源氏物語 1.13 源氏、藤壺を思慕) 幼い源氏は母の面影を求めて、桐壺に生き写しの藤壺を慕います。幼いながらも熱い思いを、春は桜の枝、秋には●●の枝に託して思いを伝えます。 ●●とは何かと言うのが今回のテーマで、●●とは以下の植物です。 (源氏物語) 「主上も限りなき御思ひどちにて、「な疎みたまひそ。 あやしくよそへきこえつべき心地なむする。なめしと思さで、らうたくしたまへ。つらつき、まみなどは、いとよう似たりしゆゑ、かよひて見えたまふも、似げなからずなむ」など聞こえつけたまへれば、幼心地にも、はかなき花【●●紅葉】につけても心ざしを見えたてまつる。」 (意味) 「帝は限りない愛情を二人に注いだので、「仲良くしなさい。あなたを見ていると不思議と源氏の母君に見立ててしまう。失礼と思わずにかわいがってください。あなたの顔つきや眼差しは源氏の母君とよく似ているので、あなたに母の姿を思い描いても不自然ではないのです」などと帝がおっしゃるので、子供心にも、桜【●●紅葉】の時期には、美しい枝を藤壺の宮に差し上げて思慕の気持ちを表された。」 紅葉、登場 万葉時代にも「紅葉」は詠まれましたが、紅葉狩りが盛んになったのは平安時代になってからです。桜は庭や宮殿の近くに植えられましたが、紅葉は人生が黄昏るイメージなので縁起が悪いとされ庭木とはされませんでした。ということで、紅葉狩りをするには山に出かける必要がありました。 モミジ(もみじ、紅葉、学名:Acer palmatum)とは、日本などの東アジア原産でムクロジ科カエデ属の落葉小高木です。葉は掌形で深く5~9深裂します。宮島にあるモミジの裂片は、「いろはにほへと」と7裂しているものが多いのでその名が付いたと言われます。葉縁に粗い重鋸歯があります。葉は季節により変色します。春は爽やかな緑色に、秋は黄色に、晩秋~初冬に美しく紅葉します。 詳しい説明や花言葉は、こちらをご覧下さい。 ■謝辞 「源氏物語の草木」を書くにあたっては、渋谷栄一先生の「源氏物語」の著書がおおいに役立ちました。オープンな心で源氏物語を世界に広めようという鈴木先生の御心に感謝いたします。 「源氏物語の世界」渋谷栄一著 ■関連ページ 源011.源氏物語の草木 第11話 モミジ(紅葉) かぎけん花図鑑 花日記2024年1月11日(木) 、 源010.源氏物語の草木 第10話 花(桜) かぎけん花図鑑 花日記2024年1月10日(水) 、 源009.源氏物語の草木 第9話 藤 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月9日(火) 、 源008.源氏物語の草木 第8話 浅茅生(茅) かぎけん花図鑑 花日記2024年1月8日(月、祭日) 、 源007.源氏物語の草木 第7話 松 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月7日(日) 、 源006.源氏物語の草木 第6話 萩 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月6日(ド) 、 源005.源氏物語の草木 第5話 蓬 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月5日(金) 、 源004.源氏物語の草木 第4話 鉄葎 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月4日(木) 、 源003.源氏物語の草木 第3話 柳 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月3日(水) 源002.源氏物語の草木 第2話 蓮 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月2日(火) 、 源001. 源氏物語の草木 第1話 桐 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月1日(月) 、 イロハモミジ(いろはもみじ、学名:Acer palmatum)、 特集 源氏物語の草木 、 #源氏物語 #光源氏 #草木 #モミジ #花日記 #花図鑑 #花 #flowers #かぎけん花図鑑 #かぎけん花日記 Other Articles【和代さんの庭】サンショウ【和代さんの庭】サンショウ(山椒) 1家の庭に1つは植えたい葉物野菜に、シソとサンショウがあります。和代さんの庭にはどちらもありました。今回はサンショウについて取り上げます。 サンショウを乾燥、粉末化した香辛料は、ウナギのかば焼きを食べるときに一緒に提供されます。また、生葉を磨り潰して味噌と和えたペーストを使った木の芽焼きも美味しいものです。山椒の実の佃煮をご飯と一緒に食べると食欲が増進します。香ひまわり界のマンチカン ひまわり界のマンチカンです。 マンチキンも、マンチカンも同じ「Munchkin」という英字のスペルです。 猫のマンチカンは12年程寿命がありますが、ひまわりのマンチカンは1年草なので慈しんであげてください。 ヒマワリ マンチカン 或いはマンチキン(同じスペル、向日葵 'Munchkin'、学名:Helianthus annuus "Munchkin")とは、ヒマワリの矮性一代交配品種で、花粉が出神サブとは!?万葉集草木シリーズ29.タブノキタブノキ(椨の木、学名:Machilus thunbergii)は、中国、韓国、台湾、日本原産で、クスノキ科タブノキ属の常緑高木又は灌木です。灰褐色の樹皮は黄八丈など黄色の染料として使われます。 万葉集で詠われています。 「万葉集の巻と作者」 万葉集 第19巻 4159番歌 作者:大伴家持 『原文』: 礒上之 都萬麻乎見者 根乎延而 年深有之 神左備尓家里 『読み』 礒上(磯の上)之(の) 都つく6パフィオペデイルム サンギイ(Paphiopedilum sangii)パフィオペデイルム サンギイ(学名:Paphiopedilum sangii)はインドネシア固有種でラン科パフィオペデイルム属の常緑多年生着生蘭です。比較的最近である1987年に発表されました。 根生葉は長楕円形で淡緑色地に濃緑色斑が入ります。葉の間から出る赤茶色の細長い茎には毛が多数生えており、その先端に魅力的かつ奇妙な花を1つ付けます。 花は、15,6頭身ある超スーパーモデルか、宇宙人?のよ武家屋敷の必需品🏹🌿😑😔万葉集草木93.矢竹ヤダケ(矢竹、学名:Pseudosasa japonica)は日本原産でイネ科ヤダケ属の万葉時代からある大型の笹(ササ)です。矢の材料となるので古くから武家屋敷に植えられており和名の由来とにもなっています。名前に竹と付きますが成長しても皮が稈を包んでいるので笹とされます。矢竹の変種に辣韭矢竹があります。 万葉集と笹 万葉集にはヤダケやメダケと思われる笹の歌があります。 第19巻 4291番歌 万181.どんぐりが成る木 水楢ミズナラ(水楢、学名:Quercus crispula)は、中国、日本原産でブナ科コナラ属の落葉広葉高木です。ナラと言えば、日本ではミズナラが一般的です。水分を多く含んで燃え難くことから命名されました。別名でオオナラ(大楢)やミズボウソウとも呼ばれます。樹高は20〜30 mで、樹皮は灰褐色~暗褐色をしています。葉には葉柄がほとんど無いので手のひらを広げたような形をしています。秋に葉緑から黄葉へ変色