源012.源氏物語の草木 第12話 アオイ(葵) ポスト 源氏物語の草木 源氏物語の草木 これまでのあらすじ 1.14 源氏元服(十二歳) 源氏は十二歳で元服した。子供姿を変えるのは名残惜しかったが、髪を結い上げたら美しさがさらに増した。 第12話 源氏の結婚 (源氏物語 1.15 源氏、左大臣家の娘(葵上)と結婚) 桐壷帝の妹宮である左大臣の北の方には大事に育てた一人娘の「葵の上」がおり、東宮より打診があったときは思いあぐねて、源氏の君に差し上げたいと思っていたので、帝から内諾があり「されば、元服してもひとり身なので、添い臥しにも」とのお言葉があったので結婚が決まった。 (源氏物語) 「心のうちには、ただ藤壺の御ありさまを、類なしと思ひきこえて、「さやうならむ人をこそ 見め。似る人なくもおはしけるかな。大殿の君、いとをかしげにかしづかれたる人とは見ゆれど、心にもつかず」おぼえたまひて、幼きほどの心一つにかかりて、いと苦しきまでぞおはしける。」 (意味) 「源氏は内心では、藤壺の宮が最も美しいと思い、「このような女性と結婚したい、他にこのような女性はいないであろう、葵の君は大切に育てられた人とは思うが、心惹かれるものがない」と感じられて、藤壺の宮のことばかりが若い心にかかり苦しいほどであった。」 葵(あおい)、登場 源氏物語では、葵の上は源氏の正妻です。植物の「葵」は、平安時代は「フユアオイ(冬葵)」を指しました。 アオイ(葵、学名:Malva verticillata)とは、パキスタン~中国原産で、アオイ科ゼニアオイ属の大型の一~二年草の野草です。英名では、Chinese mallowや cluster mallowと呼ばれます。日本へは古代に渡来し、薬用や野菜として栽培されました。現在はほとんど栽培されておらず一部野生化しています。中国や韓国では、葉と茎をお粥やスープなどの料理に、種子は冬葵子(とうきし)という生薬の原料に使われます。 植物の詳しい説明や花言葉は、こちらをご覧下さい。 第12話 源氏の君、成人 (1.16 源氏、成人の後) 元服後に藤壺女御の部屋に入れなくなった源氏の君は漏れ聞こえる声を聴きたさに内裏に5、6日、妻の家には2、3日帰るだけであった。 源氏の君は母が使っていた淑景舎(桐壷)を内裏の部屋とし、祖父母の邸を大修理・改築して素晴らしい住み心地の邸とした。 ■関連ページ 源012.源氏物語の草木 第12話 アオイ(葵) かぎけん花図鑑 花日記2024年1月12日(金) 、 特集 源氏物語の草木 、 源011.源氏物語の草木 第11話 モミジ(紅葉) かぎけん花図鑑 花日記2024年1月11日(木) 、 源010.源氏物語の草木 第10話 花(桜) かぎけん花図鑑 花日記2024年1月10日(水) 、 源009.源氏物語の草木 第9話 藤 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月9日(火) 、 源008.源氏物語の草木 第8話 浅茅生(茅) かぎけん花図鑑 花日記2024年1月8日(月、祭日) 、 源007.源氏物語の草木 第7話 松 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月7日(日) 、 源006.源氏物語の草木 第6話 萩 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月6日(ド) 、 源005.源氏物語の草木 第5話 蓬 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月5日(金) 、 源004.源氏物語の草木 第4話 鉄葎 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月4日(木) 、 源003.源氏物語の草木 第3話 柳 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月3日(水) 源002.源氏物語の草木 第2話 蓮 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月2日(火) 、 源001. 源氏物語の草木 第1話 桐 かぎけん花図鑑 花日記2024年1月1日(月) 、 イロハモミジ(いろはもみじ、学名:Acer palmatum)、 #源氏物語 #光源氏 #草木 #葵 #花日記 #花図鑑 #花 #flowers #かぎけん花図鑑 #かぎけん花日記 Other Articles八ヶ岳薬用植物園八ヶ岳薬用植物園 夏休み最終日の2017年8月13日、帰宅途中に立ち寄った八ヶ岳薬用植物園は入場料無料ですが、広々としており沢山の薬用植物が植えられていてとても充実していました。惜しむべきはこの時期ではすでに多くの植物が花が盛りを過ぎており枯れかけていました。次回訪ねる機会があれば6月か7月が良いと思いました。 [咲いていた花]ピンクバーベイン、ケンタッキーカーネルミント、エキナセア・プルプレ4月21日の誕生花 桜、ニゲラ4月21日の誕生花は、サクラ,ニゲラ・ダマスカス(Nigella),ニゲラ・オリエンタリス(Nigella orientalis)です。 サクラ ヒマラヤ原産で、バラ科サクラ属の落葉広葉小~中高木です。4月に白または薄桃色の小さな一重又は八重の花を房状に咲かせます。日本の春を代表する花で全国で花見が催されますが、今年はCOVID 19の影響で自粛です。花言葉は「精神美」です。 ニゲラ山茱萸のブログ先のブログ(2019-04-09)でご紹介したハナミズキ(花水木、学名:Cornus florida)は、ミズキ科の小高木でした。 今回ご紹介するサンシュユ(山茱萸、学名:Cornus officinalis)も同じミズキ科の小高木です。 このブログを毎回ご愛読頂いている方は既にお気づきだと思いますが、学名=属名+種小名 で、属名=科名ですので、ハナミズキもサンシュユも「Cornus」満天星躑躅のブログ以前のブログで、ツツジ科ドウダンツツジ属の常緑低木でピンクの花を咲かせる「コヤスドウダン(子安満天星、学名:Enkianthus quinqueflorus)」をご紹介しました。それは香港原産のドウダンツツジでした。 この「ドウダンツツジ(満天星躑躅、学名:Enkianthus perulatus)」は、日本原産で同属、落葉低木です。 春から初夏に、アセビ(馬酔木)に似た釣鐘型や壷形をかぎけん花図鑑 9月19日の誕生花 サルビア、釣船草かぎけん花図鑑 9月19日の誕生花は、サルビア,ツリフネソウです。 サルビアはシソ科サルビア属の一年性ハーブです。 代表品種にはサルビア・スプレンデンスや、ブルーサルビアやがあります。 サルビア・スプレンデンス サルビア・スプレンデンス(学名:Salvia splendens)は、緋赤色の花が花壇に映えます。花言葉は「燃える思い」です。 サルビア・ファリナセア サルビア・ファNASA Eco Plant 1.スパティフィラム新企画花日記1月2日「NASA Eco Plant」 「1.スパティフィラム」 NASA(アメリカ航空宇宙局)から、空気中の有害物質を除去する効果のある植物NASA Eco Plant50個が発表されました。 有害物質とは、ベンゼンや、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、キシレン及びトルエン、アンモニアで、建材や家具、日用品、暖房器具から発生し、頭痛や皮膚炎、咽喉炎などを引き起こすシッ