大切にしとく💎万葉集草木66.アオギリ ポスト アオギリ(青桐、学名: Firmiana simplex)は、中国・日本原産でアオイ科アオギリ属の落葉高木です。 掌状の葉がキリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)に似ており、樹皮が緑色であることが和前の由来です。 万葉集には大伴旅人(おほとものたびと)が、対馬産の青桐で琴を作らせて、藤原房前(ふぢはらのふささき)に贈った際に詠んだ歌とそれへの返礼に房前が詠んだ歌があります。これは琴のお礼に房前が詠んだ歌です。 万葉集 第5巻 812番歌 謹通 尊門 [記室] / 十一月八日附還使大監 天平元年(729年)11月8日 琴と歌を贈って、還る使いの大監(だいげん)に附した歌 歌の背景 大伴旅人が時の権力者 藤原房前に、対馬の高山から伐り出されたアオギリ(青桐)の木で作らせた琴を、献上したときに添えて贈った歌に、藤原房前が答えて贈った返礼の歌です。 原文 許等騰波奴 紀尓茂安理等毛 和何世古我 多那礼之美巨騰 都地尓意加米移母 読 許等(こと)騰(と)波(は)奴(ぬ) 紀(木)尓(に)茂(も)安(あ)理(り)等(と)毛(も) 和(わ)何(が)世(せ)古(こ)我(が) 多(手)那(な)礼(れ)之(の)美(み)巨(こ)騰(と) 都(つ)地(ち)尓(に)意(お)加(か)米(め)移(や)母(も) ↓ 言問わぬ 木にも有りとも 我が背子が 手慣れの御琴 地に置かめやも 意味 物言わぬ 木(琴)であっても あなたが 大切にされていたお琴 誰が粗末にいたしましょう、大切にいたします。 詳しくはこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ 大切にしとく💎万葉集草木66.アオギリ かぎけん花図鑑 花日記2023年2月22日 特集 万葉集でよまれた草木 Other Articles伊豆椿006「椿 'ホワイト・ボール'('White Ball')」ホワイト・ボール 小さな白椿で可愛い! 椿 'ホワイト・ボール'('White Ball'、学名:Camellia Japonica 'White Ball' )は、白色の一重、筒~ラッパ咲き、筒蕊、極小輪、枝先に数個まとまって咲きます。 ■関連ページ 【花日記】 伊豆椿006「椿 ホワイトボール('White Ball')」かぎけん花図鑑 花日記2024年2月12日(月、祭日) 【椿 '11月28日の誕生花|蝦夷菊11月28日の誕生花は、エゾギクです。 エゾギク(蝦夷菊、学名:Callistephus chinensis)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科エゾギク属の半耐寒性一年草です。園芸品種が多数育種されています。夏に花茎を伸ばし比較的大きな頭花を咲かせます。花色には白、赤、ピンク、紫色があり、花の咲き方は一重、八重、七分咲き、ポンポン咲きがあります。別名で、サツマギク(薩摩菊)、チャイナアス万164.お主も悪よのう 隠蓑 万葉集カクレミノというと、なにか悪事を働いてそれを隠している陰湿なイメージがありますが、私は真っ正直な木です。濡れ衣や。 カクレミノ(隠蓑、学名:Dendropanax trifidus)とは、日本原産で、ウコギ科カクレミノ属の耐陰性常緑高木です。樹高は9~15mです。葉は緑色で葉質は厚みがありしなやかで光沢があり、葉縁は全縁で、互生して付きます。葉の形は、若木の時は広卵形で3裂し、成木になると卵形~梅シリーズ17.梅 淡暈宮粉(タンウンキュウフン)梅シリーズ17.梅 淡暈宮粉(タンウンキュウフン) 梅 淡暈宮粉(タンウンキュウフン、学名:Prunus mume 'Tan-un-kyufun')は、中国原産で、実梅-杏性で、花色は暈しが入った淡紅色で花弁は八重~多重弁です。 中国では梅を宮粉型、紅梅型、照水梅型、玉蝶型、硃砂型、大紅型、綠萼型、灑金型などに分類されますが、その内で、最も一般的でかつ品種が多いのが、この「宮粉型」です。「宮粉型桜 唐橋(カラバシ)唐橋(カラバシ、学名:Cerasus 'Karabashi')はブラジル野生個体由来で、カラミザクラ(唐実桜、学名:Cerasus pseudo-cerasus )系の園芸品種です。樹高は3~4mで、樹皮は灰褐色、葉形は卵形、葉縁に重鋸歯があります。花弁は5枚、花色は白~淡紅色、一重、平開咲き、花径2cm程の小輪を3月~4月に咲かせます。雄蕊が長くて目立ちます。庭植えや、鉢植えで観賞されます。 万157. ひえ~、お見逃しを 雀ヒエ(稗、学名:Echinochloa esculenta)は、中国~日本原産でイネ科ヒエ属の一年生草本植物の雑穀です。寒さに強く土を選ばず丈夫なため日本全国の畑で栽培されています。草丈は100〜200cmです。葉は細長い披針形で互生して付きます。7月~9月に、花茎から円柱形の花穂を伸ばし、咲き始めは緑色でその後、黄色に変色する花をつけます。花後に成る果実は黄褐色の頴果で、脱穀などの加工を施せば「