神サブとは!?万葉集草木シリーズ29.タブノキ
タブノキ(椨の木、学名:Machilus thunbergii)は、中国、韓国、台湾、日本原産で、クスノキ科タブノキ属の常緑高木又は灌木です。灰褐色の樹皮は黄八丈など黄色の染料として使われます。
万葉集で詠われています。
「万葉集の巻と作者」
万葉集 第19巻 4159番歌 作者:大伴家持
『原文』
:礒上之 都萬麻乎見者 根乎延而 年深有之 神左備尓家里
『読み』
礒上(磯の上)之(の) 都萬麻(つまま=タブノキ)乎(を)見者(見れば) 根乎(を)延(は)へ而(て) 年深有(から)之(し) 神左備(さび)尓(に)家里(けり)
↓
礒上の つまま(=タブノキ)を見れば 根を延へて 年深からし 神さびにけり
『意味』
磯の上のタブノキ(万葉名:ツママ)を見ると 根を延ばし 何年も経て来てるらしい 神々しいなあ。
神さぶとは、神々しくなる、神々しい