浅緑色のノレンみたい👀万葉集草木82.柳 ポスト 万葉集では180種程の草木が詠まれていますが1年の半分にしかなりません。また、冬春に詠まれた歌が少ないため1種1タイトルで花日記を書いていると季節がどんどん先に進んでしまい、春なのに夏の花を書くことになってしまったり、和暦と西暦のタイムラグが2ケ月ほどあるので対策が必要です。 万葉集で詠まれた草木は、花図鑑のデータベースに無いものが多く、また万葉と現在では同じものかどうか分かりません。 草木はデータベースに無いものは有紀@kagikenにイラストを描いて貰い、草木の特定に関しては調査できる範囲で確認しています。 この花日記で扱う草木は1種で何首も詠まれている草木については複数回取り上げることにして、今回は「柳」のパート2になります。 シダレヤナギ(枝垂柳、学名:Salix babylonica)は、ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木です。ヤナギは万葉集で詠まれており花日記にも既に1首あります。 ■万葉集のヤナギ2 万葉集 第10巻 1847番歌 作者:不詳 題詞:詠柳 【原文】 淺緑 染懸有跡 見左右二 春楊者 目生来鴨 【読み】 淺緑 染(め)懸(けた)有(り)跡(と) 見(る)左右(まで)二(に) 春(の)楊(柳)者(は) 目(萌)生(えに)来(ける)鴨(かも) ↓ 浅緑(あさみどり) 染め懸けたりと 見るまでに 春の柳は 萌(も)えにけるかも 【意味】 浅緑(あさみどり)色に 染め掛けたように 見違えるほど 春の柳が 芽吹いて来たなあ。 詳しくはこちら ... 以下本文に続く ■関連ページ 浅緑色の糸暖簾みたい👀万葉集草木シリーズ82.柳 かぎけん花図鑑 花日記2023年3月10日 特集 万葉集でよまれた草木 Other Articles伊豆椿006「椿 'ホワイト・ボール'('White Ball')」ホワイト・ボール 小さな白椿で可愛い! 椿 'ホワイト・ボール'('White Ball'、学名:Camellia Japonica 'White Ball' )は、白色の一重、筒~ラッパ咲き、筒蕊、極小輪、枝先に数個まとまって咲きます。 ■関連ページ 【花日記】 伊豆椿006「椿 ホワイトボール('White Ball')」かぎけん花図鑑 花日記2024年2月12日(月、祭日) 【椿 '11月28日の誕生花|蝦夷菊11月28日の誕生花は、エゾギクです。 エゾギク(蝦夷菊、学名:Callistephus chinensis)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科エゾギク属の半耐寒性一年草です。園芸品種が多数育種されています。夏に花茎を伸ばし比較的大きな頭花を咲かせます。花色には白、赤、ピンク、紫色があり、花の咲き方は一重、八重、七分咲き、ポンポン咲きがあります。別名で、サツマギク(薩摩菊)、チャイナアス万164.お主も悪よのう 隠蓑 万葉集カクレミノというと、なにか悪事を働いてそれを隠している陰湿なイメージがありますが、私は真っ正直な木です。濡れ衣や。 カクレミノ(隠蓑、学名:Dendropanax trifidus)とは、日本原産で、ウコギ科カクレミノ属の耐陰性常緑高木です。樹高は9~15mです。葉は緑色で葉質は厚みがありしなやかで光沢があり、葉縁は全縁で、互生して付きます。葉の形は、若木の時は広卵形で3裂し、成木になると卵形~梅シリーズ17.梅 淡暈宮粉(タンウンキュウフン)梅シリーズ17.梅 淡暈宮粉(タンウンキュウフン) 梅 淡暈宮粉(タンウンキュウフン、学名:Prunus mume 'Tan-un-kyufun')は、中国原産で、実梅-杏性で、花色は暈しが入った淡紅色で花弁は八重~多重弁です。 中国では梅を宮粉型、紅梅型、照水梅型、玉蝶型、硃砂型、大紅型、綠萼型、灑金型などに分類されますが、その内で、最も一般的でかつ品種が多いのが、この「宮粉型」です。「宮粉型桜 唐橋(カラバシ)唐橋(カラバシ、学名:Cerasus 'Karabashi')はブラジル野生個体由来で、カラミザクラ(唐実桜、学名:Cerasus pseudo-cerasus )系の園芸品種です。樹高は3~4mで、樹皮は灰褐色、葉形は卵形、葉縁に重鋸歯があります。花弁は5枚、花色は白~淡紅色、一重、平開咲き、花径2cm程の小輪を3月~4月に咲かせます。雄蕊が長くて目立ちます。庭植えや、鉢植えで観賞されます。 万157. ひえ~、お見逃しを 雀ヒエ(稗、学名:Echinochloa esculenta)は、中国~日本原産でイネ科ヒエ属の一年生草本植物の雑穀です。寒さに強く土を選ばず丈夫なため日本全国の畑で栽培されています。草丈は100〜200cmです。葉は細長い披針形で互生して付きます。7月~9月に、花茎から円柱形の花穂を伸ばし、咲き始めは緑色でその後、黄色に変色する花をつけます。花後に成る果実は黄褐色の頴果で、脱穀などの加工を施せば「