果物シリーズ5 葡萄

ブドウ(葡萄、学名:Vitis spp.)とは、ペルシア、北米原産で、ブドウ科ブドウ属の落葉蔓性低木・果樹です。
秋、食用となる小球状の果実を穂状(房)に付けます。蕾は緑色で果実と同様に房状ですが、まだ重みが無いので花穂は上を向いています。花は白/緑で花弁は無く、1本の雌蕊と5本の雄蕊から構成されます。 自家受粉するので、木が一本あれば果実は成ります。ブドウの用途は、生食や、ワイン(Win)、ブドウジュース、ワインビネガー(ブドウ酢)、干しブドウ等の食品とされます。唐草模様は葡萄と蔓と葉のデザインとされます。


■葡萄と文芸作品


●「一房の葡萄」有島武郎 (青空文庫)


登場人物:僕、ジム、女教師、その他


概要


僕は幼少時に友人のジムが持っている絵の具の2色が欲しかった。しかし、小心で、親に頼むこともできず、勝手にジムのものを失敬した。すぐ盗んだことがばれて先生の所に連れていかれた。僕は泣いてばかりいたが、先生は僕をしかりつけることをせず、次の授業に出席せずここに居なさいと言って窓辺に成っているⅠ房のブドウをくれた。

授業が終わり、先生が帰って来て、全員帰ったのであなたも帰りなさい、明日は学校を休んじゃ駄目よと、優しく言ってくれた。

翌朝、僕は登校拒否したかったが、大好きな先生を失望させたくなかったので、仕方なく登校した。そしたら、なんとジムが校門で僕を微笑みながら待っていてくれた。二人で先生の所に行ったら、先生が今からいい友達になりなさいと握手を交わすように言われた。昨日のブドウはおいしかったかと聞かれたので肯定すると先生がまた窓辺のブドウをⅠ房を摘み、真白い掌に紫色の房をのせ銀色のサミで半分に切り2人にくれた。先生の掌の白さとブドウの紫色を今でもはっきり思い出せる。その時から僕は少しいい子になった。その後、先生はどこに行ってしまわれたのだろう。


出典


青空文庫 有島武郎 一房の葡萄

葡萄の種類や花言葉はブこちらへ


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