花ら107.らんまん 麻黄
NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】
TV番組は終了しましたが、らんまん植物で残っているものを、引き続き花日記で扱います。
マオウ(麻黄、学名:Ephedra sinica)は中国、中央アジア、インド原産で、裸子植物のマオウ科マオウ属の常緑小低木です。シナマオウとも呼ばれます。原産地では、乾燥地帯に生育します。姿がトクサ(木賊、研草)と似ています。焼酎で有名な「魔王」とは異なります(*^_^*)。
草のように見えるけど木で葉は退化
草のように見えますが木で、葉は退化して小鱗片になっています。5月~6月に、雄花は葉腋または茎頂に球形の黄色い花を付け、小花から軸を伸ばし先端に複数の葯を付けます。雌花は緑色で単生し、花後の8月~9月に、肥厚化した苞が赤い液果状になって黒い種子を包み込んだ赤い果実(偽果)を成らせます。
漢方薬の「マオウ」
全草が鎮咳、発汗、解熱に効果があるとされ、特に緑色の地上茎は干して生薬のマオウ(麻黄)となります。地上茎にはエフェドリンが含まれ、風邪などの鎮咳、去痰、抗炎症、発汗、解熱などに効果があります。漢方薬の「葛根湯」や、「小青竜湯」に配合されます。
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