花名に貝と付き光で輝く「麦藁菊」と鮑

花名に貝と付き光で輝く「麦藁菊」と鮑

ムギワラギク(麦藁菊、学名:Xerochrysum bracteatum、シノニムス:Helichrysum bracteatum) とは、オーストラリア西部原産で、キク科ムギワラギク属の半耐寒性一年草です。日本へは江戸時代末期に渡来しました。尚、属名は、以前はヘリクリサム属(Helichrysum属)でしたが、2001年に、Xerochrysum属に代わりました。
ムギワラギクは、別名でテイオウカイザイク(帝王貝細工)や、カイガラソウ(貝殻草)、英名で、Golden everlastingや、bracted strawflowerと呼ばれます。株高は、30-40cm(矮性種)と、60~120cm(高性種)があります。葉は緑色の披針形で、全縁、互生して付きます。
花の開花は、春播きの場合は当年7月-9月に、秋播きの場合は翌年5-6月になります。5月~9月に、硬く細い茎が上部で分枝し、筒状花のみから成る頭状花を咲かせます。舌状花のように見えるもののは総包片でカサカサしており色は赤や、黄色、橙色、白、紫など多数あります。花弁(舌状花)のように見える総苞片にはケイ酸が含まれるのでカサカサして硬く光が当たると金属光沢が見られます。
生花の時からドライフラワー状で、さらに乾燥して、ドライフラワーとなるので、綺麗な花の状態で長く楽しめます。
花には、ハチ(蜂)やハエ(蠅)などが訪れる虫媒花です。用途は庭植や鉢植え、切り花、ドライフラワー、仏花、などです。


花名に貝と付き光で輝く 麦藁菊と鮑


”麦藁菊、H.”鮑の構造色”
左:麦藁菊(x. bracteatum)  、右:鮑(Turbo cornutus)
  花(総苞片に)ガラス光沢  、構造色で輝く

花言葉や詳しい説明は本文をご参照ください。

■関連ページ
ムギワラギク(麦藁菊、学名:Xerochrysum bracteatum)
花名に「軟体動物」
アンモビウム(Ammobium、和名:はカイザイク(貝細工)、学名: Ammobium alatum)
「花名に貝(軟体動物)」 ムギワラギク(麦藁菊、学名:xerochrysum-bracteatum) かぎけん花図鑑 花日記2024年9月11日(水)

  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク
  • ムギワラギク

他の記事