オオキツネノカミソリ

Lycoris sanguinea var. kiushiana

らんまん植物,哺乳類名

  • オオキツネノカミソリ
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  • オオキツネノカミソリ
  • オオキツネノカミソリ
  • 花名
    オオキツネノカミソリ
  • 学名
    Lycoris sanguinea var. kiushiana
  • 別名大狐の剃刀, Lycoris sanguinea, Lycoris, リコリス
  • 原産地本州関東以南~九州
  • 開花場所低山
  • 開花期7月, 8月
  • 花言葉妖艶

オオキツネノカミソリとは

オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀、学名:Lycoris sanguinea var. kiushiana)は、日本と朝鮮半島原産で、ヒガンバナ科の多年草狐の「キツネノカミソリ(剃刀、学名:Lycoris sanguinea)」の変種です。日本では、本州関東以南~九州に自生し、特に九州の福岡県にある井原山や多良岳山系に群生地が見られます。大狐の剃刀は、狐の剃刀より標高の高い場所に自生します。花は大狐の剃刀の方が狐の剃刀より大きいです。雄蕊は大狐の剃刀は花被から長く突出し、狐の剃刀は花被内に収まります。


オオキツネノカミソリとキツネノカミソリの違い


オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀、L, var. kiushiana)と、キツネノカミソリ(狐の剃刀、L. sanguinea)はほぼ同様の性質を持ちます。何故なら、大狐の剃刀は狐の剃刀の変種だからです。変種かどうかは学名を見れば明らかです。狐の剃刀という花名の由来は、狐の出そうな山地の林縁や林床でカミソリ(剃刀)に似た葉を持つからとか、花色が狐の毛色に似ているからだとか、花を横から見ると狐に似ているから等とされます。狐の剃刀は同属のヒガンバナ(彼岸花、曼殊沙華、学名:Lycoris radiata)と同様、「花は葉見ず、葉は花見ず」。春に根茎から葉を出して栄養分を作り、葉を枯れさせて球根に栄養分を蓄えます。だから花の咲く時期に葉が枯れて見られず、葉のない花が咲くことになります。以上を踏まえ、以下、大狐の剃刀の説明に入ります。


学名の意味


属名の”Lycoris”は、ギリシャ神話の海の女神「Lycoris」のこと、種小名の”sanguinea”は「血のように赤い」、変種名の ”kiushiana” は「九州の」を意味します。


花言葉


花言葉は「妖艶」。山で色鮮やかで美しい花に突然出会うと狐に化かされていると思う心情になるからでしょうか。
残念ながら、ヒガンバナ科の花なので、リコリンという有毒物質を含み全草が毒草です。毒草につては、特集 毒草をご参照ください。



一般名:オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)、学名:Lycoris sanguinea var. kiushiana、植物分類体系:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属キツネノカミソリ種オオキツネノカミソリ変種、原産地:日本、朝鮮半島、生息分布:本州関東以南~九州、環境:山地の林縁や林床、生活型:多年草、草丈:30~50 cm、鱗茎:広卵形、葉身長:30~40 cm、葉幅:0.8~1 cm、葉形:線形、雌雄同花、花序形:散形花序、花冠形:漏斗状、花弁数:6、雄蕊数:6、雌蕊数:1、子房:下位、花色:橙、花の咲き方:茎頂に3~5個付く、開花期:7月~8月、花径(花被片長):6~9 cm、果実型:蒴果、備考:全草が有毒。


  • キジカクシ
  • ヒガンバナ
  • ヒガンバナ
  • キツネノカミソリ種オオキツネノカミソリ変種
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    散形花序/傘形
  • 花冠
    漏斗形/トランペット形
  • 葉形
    線形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型多年草
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ30.0 ~ 50.0 cm
  • 花径6.0 ~ 9.0 cm

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