ナツメ

Ziziphus jujuba

万葉集

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  • 花名
    ナツメ
  • 学名
    Ziziphus jujuba
  • 別名Common jujube, 棗, Jujube, Chinese date
  • 原産地南欧州、西南アジア、中国
  • 開花場所亜熱帯地域
  • 開花期4月, 5月, 6月, 7月
  • 花言葉健康

ナツメとは

ナツメ(棗、学名:Ziziphus jujuba)は、南欧州、西南アジア、中国原産で、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉性小高木です。日本では、北海道・本州・四国・九州の亜熱帯・熱帯地域に自生します。夏に、黄色〜薄緑色をした小花を咲かせます。花後に、果実が成り、薄緑→赤→赤黒に熟します。果実はそのまま生食、あるいは、乾燥させてドライフルーツの”なつめ”として食べたり、菓子に入れたり、薬膳食の材料、ナツメ茶とされます。ナツメの一種のサネブトナツメ(Ziziphus jujuba var.spinosa)の果実や種子、樹皮を乾燥させたものは、漢方の生薬−タイソウ(大棗)、コウソウ(紅棗)、コクソウ(黒棗)の材料となり、滋養強壮、鎮静、催眠効果があるとされます。樹木は街路樹や庭木にされます。花名の由来は、夏に芽が出ることや、果実の形が抹茶入れのナツメに似ていることから来たと言われます。
新疆渡ナツメは巨大で日本産の数倍もあり乾燥した果実でも5cm程の大きさになります。
ナツメは万葉集でも詠われています。


万葉集 第16巻 3834番歌


作者:作者不詳 題詞:作主未詳歌一首

作者、題詞共に不明です。おそらく、宴席で出されたお題に対して作られた戯れの歌のようです。歌の解釈は各人各様で違うと思われます。
ここでは2つの意味を取りあげました。

原文
成棗 寸三二粟嗣 延田葛乃 後毛将相跡 葵花咲

読み
成(梨)棗(なつめ) 寸三(黍、君)二(に) 粟(あわ、逢わ)嗣(次ぎ) 延(這う)
田葛(くず)乃(の) 後(のち)毛(も) 将相(会わん)跡(と) 葵(あふひ、逢う日)花咲

梨(なし)、棗(なつめ)、黍(きび)に 粟(あわ)次ぎ 這う田葛(くず)の 後も逢はむと 葵(あうひ、逢う日)花咲く

意味
1)植物名2種リレー
梨(なし)、棗(なつめ)、黍(きび)に粟(あわ)次ぎ、這う葛(くず)の、のち(後)も逢わんと、葵(あうひ)花咲く

2)あなたに会いたい
離れてる(梨棗→離早、りそう)君に逢えず、這う葛(くず)の、のち(後)も逢おうと、葵花咲く

一般名:ナツメ(棗)、学名:Ziziphus jujuba、別名:Jujube, Chinese date, 分類名:植物界被子植物真双子葉類バラ目クロウメモドキ科ナツメ属、原産地:南欧州、西南アジア、中国、生息分布:北海道・本州・四国・九州の日本、(亜)熱帯、樹高:10 m、葉形:卵形、葉長:3 cm、葉序:互生、開花期:4月〜7月、花色:黄〜薄緑、果実径:2 cm、果実形:卵形〜楕円形、果実色:赤→黒(成熟)、果実:核果旬:冬〜春。


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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    頭状花序
  • 花冠
    5弁形
  • 葉形
    卵形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型落葉性小高木
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ500.0 ~ 1000.0 cm
  • 花径1.0 ~ 1.0 cm

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