アテモヤ
Annona × atemoya
- 花名アテモヤ
- 学名Annona × atemoya
- 別名Atemoya, 鳳梨釋迦
- 原産地台湾
- 開花場所植物園, 亜熱帯地域
- 開花期7月, 8月
- 花言葉契り
アテモヤとは
アテモヤ(Atemoya、学名:Annona × atemoya)は台湾原産で、バンレイシ科バンレイシ属の常緑中高木・果樹とその果実です。バンレイシとチェリモヤを交配した果実を得るため2021年に育種されました。
アテモヤの両親
果実名はアテ(Ate)とモヤ(moya)の合成語です。
アテとは、バンレイシのことで、ブラジル名ではアテ(Ate)やアテス(Ates)と呼ばれます。英名では、シュガーアップル、漢字では釈迦頭(シャカトウ)と呼ばれます。「アテモヤ」の「アテ」はこれが使われています。
モヤとは、チェリモヤ(Cherimoya)に因み、英名ではカスタードアップルと呼ばれます。世界3大美果の一つとされます。「アテモヤ」の「モヤ」はこれが使われています。
アテモヤの花
アテモヤの花は黄緑色の6弁花ですが、3枚は最初から退化しているので、3弁花のように見えます。花冠の形は釣鐘状で、6月~8月(関東)に緑色の花を咲かせます。
雄雌同花ですが雌雄異熟型という雄蕊と雌蕊の成熟期がズレる(雌蕊先熟。雄蕊が後で時期が合わない)ので自然な受精は困難です。花は一日花で開花が夕方からなので蜜蜂の活動時間が終了しているので受精には通常、人工授精を行ないます。
アテモヤの果実
バンレイシ(アテ)とモヤ(チェリモヤ)の交配種なので両親の影響を受けます。
見た目では、バンレイシは緑色の葡萄粒が集合したような剝がれやすい凸凹がありますが、チェリモヤは果皮が滑らかなのを受け継いで、アテモヤは緑色で一枚の凸凹のある果皮となっています。バンレイシは甘さが売りもの、チェリモヤは適度な酸味と芳香があるので、果肉はそれらを引き継いで甘く、適度な酸味があり、良い香りがあります。とても甘い(糖度20~25度)ので、別名で「森のアイスクリーム」とも呼ばれます。収穫期は開花後5ケ月目から。果実はハート形で、食べ頃の旬は1月~2月、果実重量は0.45~1Kg、結果までの年数は3~5年、栽培用途は観葉植物、鉢植え、果実用途:生食、菓子・ジュースなどの加工用。花言葉は「契り」です。
果実は生食できる
実は生食できます。果皮は最初緑色ですが、追熟させると茶色になり、同時に果肉が柔らかくなりで食べ頃を迎えまです。
一般名:アテモヤ(Atemoya)、学名:Annona × atemoya、Annona atemoya、A. x atemoya、別名:森のアイスクリーム、鳳梨釋迦(パイナップル釈迦頭、台湾語)、原産地:台湾南東部、日本の生産地:沖縄、鹿児島、分類名:植物界被子植物真正双子葉類モクレン目バンレイシ科バンレイシ属アテモヤ種、生活型:常緑中高木・果樹、樹高:5~10m、葉形:楕円形、葉序:互生、葉縁:波打つ、花弁色:黄緑色、花弁数:3枚(本来は6枚)、花の形:釣鐘状、開花期:6月~8月、開花時間:夕方、雄雌同花、雌雄異熟型(雄蕊・雌蕊の成熟期:雌蕊が先でズレるので人工授精が必要)、収穫期:開花から5ケ月後、果実形:ハート形、旬:1月~2月、果実の重量:0.450~1Kg、結果年数:3~5年、果肉色:白(未熟果)→乳白色(食べ頃)、味は甘味と酸味、芳香がある。マンゴーとライチを組み合わせたような味、栽培用途:観葉植物、鉢植え、果実用途:生食、菓子・ジュースなどの加工用。花言葉:契り。