トウガン

Benincasa hispida

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  • 花名
    トウガン
  • 学名
    Benincasa hispida
  • 別名Winter melon, 冬瓜, Benincasa hispida, カモウリ, wax gourd, 加毛宇利
  • 原産地インド、ジャワ島
  • 開花場所
  • 開花期6月, 7月

トウガンとは

トウガン(冬瓜、学名:Benincasa hispida)とは、インド、ジャワ島原産で、スミレ目ウリ科トウガン属の野菜となる蔓性一年草です。 果実を野菜として食べます。
英名では「Winter melon」、関西では「カモウリ(鴨瓜)」と呼ばれます。
茎は匍匐性で3-10mになり太く巻き髭があります。
葉には葉柄があり、葉は長さ15-30cmの大きな掌状で先端が5~7裂し、互生して付きます。
雌雄同株で、5~6月に、黄色い花径8-10cmの5弁花を咲かせます。 花は無数に咲きますが、結実するものが少ないので、「アダ花」の代表例とされます。
7月~8月に、長さ30~50cm、果実径20~30cmの長楕円形の液果が成り収穫できます。果皮は緑色で、果肉は白い。
果実は、家庭では皮を剥いて蟹の剝き身などと一緒に煮た餡掛けや、お吸い物に使われます。
中国料理店では、冠婚葬祭時に、冬瓜の皮に彫刻を施して芸術仕立てにした器を作って、中にスープを入れる豪華料理に使われます。
種子を乾燥したものは生薬の「冬瓜子(トウガシ)」で鎮咳、去痰効果があるとされ、漢方では「大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)」に配合されています。


夏野菜なのになぜ冬瓜?


トウガンは夏に収穫される野菜なので「夏瓜」と呼んだ方が相応しいのに何故「冬瓜」なのでしょう? それは、夏に他の野菜などが成って「実成」が良いですが、冬に生野菜が収穫できない所もあるので、夏収穫した後、常温保存で2~3ヶ月間、品質を落とさず冬まで保存できる野菜だからです。「冬までもつ瓜」=「冬瓜」となったんですね。


煮物などで重宝


果実を野菜とする他、蔓や若葉が炒め物の材料となります。 味や栄養価はほとんど無く水分が95%以上の野菜ですが、汁を良く吸うので炊き合わせに使うと美味しいです。利尿効果があるとされ漢方にも使われます。 例えば、餡かけや、煮物、スープ、蒸し物、酢の物、薬膳料理(中国)の素材とされます。

一般名:トウガン(冬瓜)、
学名:Benincasa hispida 、
分類名:植物界被子植物真性双子葉類ウリ目ウリ科トウガン属、
別名:Winter melon 、wax gourd、wax gourd、カモウリ(加毛宇利)、
原産地:インド、ジャワ島 、生活型:太い蔓性一年草、
茎:巻き髭がある、茎(蔓)長:3-10m、茎径:1cm、
葉柄:長い、葉身長:15-30cm、葉形:掌状で大きく5~7の切れ込み、葉序:互生、
雌雄同株、単生花、開花期:5~6月、花色:雄花も雌花も黄色、花弁数:5枚、花径:8-10cm、
果実型:液果、果実形:長楕円形、果実長:30~50cm、果実径:20~30cm、果皮色:緑色、果肉色:白、収穫時期:7月~8月、
用途:果実を野菜とする他、蔓や若葉を炒め物にする。種子は利尿・消炎剤(漢方)、味:無味、
料理方法:餡かけ、煮物、スープ、蒸し物、酢の物、薬膳料理、乾燥させた種は生薬や漢方薬に。


  • ウリ
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    単頂花序
  • 花冠
    5弁形
  • 葉形
    掌形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型蔓性一年草、野菜
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ300.0 ~ 1000.0 cm
  • 花径8.0 ~ 10.0 cm

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