ミズメBetula grossa ポスト 源氏物語の草木,万葉集でよまれた草木花名ミズメ学名Betula grossa別名梓, 水芽, ヨグソミネバリ, アズサ, mizume原産地日本開花場所低山開花期4月, 5月花言葉忍耐強さ ミズメとはミズメ(水芽、学名:Betula grossa)は、日本原産でカバノキ科カバノキ属の落葉高木です。本州岩手県~四国、九州の山地や丘陵地の湿潤な雑木林に自生しています。 樹高は20〜25 mで、樹幹は直立し枝葉が茂って円錐形となります。樹皮は桜樹に似た灰赤色~濃灰色の横縞が薄紙のようにカールして剥離します。新芽に芳香があります。 早春に黄褐色の長い尾状花序の雄花を咲かせます。 材は重く強靭なので建築や器具材に使われます。枝を折るとサルチル酸メチルの臭いがします。サルチル酸メチルは筋肉消炎材の主成分とされます。属名「Betula」はラテン語の「betu(カバノキ)」から、種小名「grossa」はラテン語の大きいから。万葉時代には梓弓に使われたので万葉名はアズサ(梓)です。 万葉集 第11巻 2640番歌 作者:不明 題詞:寄物陳思 原文 梓弓 引見弛見 不来者不来 来者来其乎奈何 不来者来者其乎 よみ 梓弓(あづさゆみ) 引き見(み)弛(緩る、ゆる)へ見(み) 不来(来ず)者(は)不来(来ず) 来(こ)者(ば)来(こ)其(それ)乎(を) 奈何(何ぞ、いかん) 不来(来ず)者(は)来者(来ば)其(そ)乎(を) ↓ あづさゆみ 引きみ緩るへみ 来ずは来ず 来ば来それを如何にせん 来ずは来ばそを 意味 梓弓(あづさゆみ)を引いたり緩めたりで、来ないなら来ない、来るなら来るとそこんとこはっきりしてよ、来るの来ないの。 ミズメのデータ 一般名:ミズメ(水芽)、学名:Betula grossa、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ブナ目カバノキ科カバノキ属アズサ種、又名:アズサ(梓)、ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)、Japanese Cherry Birch、ベツラヘゴ(Betula grossa)、原産地:日本、生息分布:北本州~四国、九州の山地や丘陵地の雑木林に自生、生活型:落葉高木、樹高:20〜25 m、樹幹:直立した幹に枝葉が茂り円錐形を成す、樹皮色:灰赤色~濃灰色、樹皮質:薄い、樹皮模様:横縞が薄紙のようにカールして剥離、葉色:濃緑色→黄金色(秋)、葉身長:5~10 cm、葉形:卵形~楕円形、葉序:束生又は互生、葉縁:重鋸歯があり先端が尖る、雌雄同株、開花期:4月~5月、雄花序:尾状花序(catkin)で下垂、花序長:5~7cm、雌花序:円柱形で上向き、果実期:10月、果実形:長楕円形、種子形:翼がある、用途:弓、木材。 目ブナ科カバノキ属カバノキ種ミズメ花のタイプ花序尾状花序花冠花びら無し葉形卵形葉縁重鋸歯状生活型落葉高木花の色緑葉の色緑実の色緑高さ2000.0 ~ 2500.0 cm花径1.0 ~ 2.0 cm ランダムな花節葉泡吹エゴノキビヨウタコノキクレロデンドルム・クァドリロクラレ花菖蒲 ’千歳’タンゲマル