ボマレア・オヴァレイ
- 花名ボマレア・オヴァレイ
- 学名Bomarea ovalei
- 別名ボマレア・, オバレイ, オヴァリエ, GARRA DE LEON, ガラ・デ・レオン, ライオンの爪
- 原産地チリの固有植物
- 開花場所切り花・生け花, 温室, 鉢花, 特定の地域
- 開花期5月, 6月
- 花言葉無し
ボマレア・オヴァレイとは
チリでは世界一美しい花とされます。
ボマレア・オヴァレイ(オバレイ、オヴァリエ、学名:Bomarea ovalei)はチリの固有種で、ユリズイセン科(アルストロメリア科)ボマレア属の耐寒性蔓性・這性塊根(球根)植物です。旧名は、Leontochir ovallei(レオントキール・オヴァレイ、レオントチル・オヴァレイ)で、チリでは、スペイン語の「GARRA DE LEON(ガラ・デ・レオン、ライオンの爪)」と呼ばれます。チリのアタカマ砂漠の海岸山地のごく一部に自生します。
ボマレア・オヴァレイは、塊根から長さ90-180cmの1本の蔓を地面に這わせ、蔓からやや皮質で長さ10cm程の捩じれた卵形で先鋭、濃緑色、全縁、互生で付く葉を多数出します。
花は、北半球では5-6月に咲きます。花茎の先端を上に持ち上げ、散形花序を伸ばして、プラスチック光沢と芳香のある直径3.8cm程の赤いベル型の花を、1房に20~45個つけまます。小花は外花被片3枚と内花被片3枚、雄蕊が内側3本と外側3本、雌蕊が3本の心皮が融合して1本に見えるものから構成され子房下位です。小花が集合した花序径は20cm程になり、赤いブーケのように見えます。
用途は庭植えや、鉢植え、切花です。栽培には、肥沃で水はけのよい土壌と、日向から半日陰の環境を好みます。仕立ては、アタカマ砂漠では地面に生えていますが、園芸栽培の場合はトレリスなどに絡ませることも可能です。残念ながら、原産地では過剰な収穫と動物による食害で絶滅危惧種となっています。
アルストロメリアとの関係
ボマレアは、アルストロメリアと同科(ユリズイセン科、旧:アルストロメリア科)なので、花や捩じれた葉もアルストロメリアと似ています。両者の違いは、以下の点です。
・アルストロメリアの果実は、茶色い種皮を持ち種子散布時に果実が爆発的に割れます。
・ボマレアの果実は、赤い多肉質のサルコテスタ層で覆われた種子を持ち果実は自動散布時爆発的には割れません。
花名の由来
属名の「Bomarea」は、スペインの植物学者 Jaime de Borja y Acevedoへの献名で同氏の名前をラテン語風にしたものです。種小名の 「ovalei(卵形の)」で葉が卵形をしていることから。
花言葉
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一般名:ボマレア・オヴァレイ(オバレイ、オヴァリエ)、学名:Bomarea ovalei、旧名はLeontochir ovallei(レオントキール・オヴァレイ、レオントチル・オヴァレイ)、別名:GARRA DE LEON(ガラ・デ・レオン、ライオンの爪、スペイン語)、原産地:チリ、生息分布:アカタマ砂漠、生活環境:海岸山地のごく一部、生活形態:耐寒性蔓性・這性塊根(球根)植物、分類名:植物界被子植物単子葉類ユリ目ユリズイセン科(アルストロメリア科)ボマレア属ボマレア・オヴァレイ種、蔓長:90-180cm、葉質:皮質、葉長さ:10cm、葉形:捩じれた卵形で先鋭、葉色:濃緑色、葉縁:葉序:互生、開花期:5-6月、花序形:散形花序、花質:プラスチック光沢有、重い質感、花色:緋色、花径:3.8cm、芳香:花に有、花冠形:ベル型、1つの花房に付く花の個数:20~45個、花冠径:20cm、花被片:外花被片3枚+内花被片3枚、雄蕊:内側3本+外側3本、雌蕊:3本の心皮が融合して1本に見える、子房下位、用途:庭植え、鉢植え、切花、栽培:肥沃で水はけのよい土壌で、日向から半日陰で育つ、仕立て:トレリス、切り花、注記:過剰な収穫と動物による食害で絶滅危惧種。
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