ジュンサイ

Brasenia schreberi

万葉集でよまれた草木, 季節-春

  • ジュンサイ
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  • ジュンサイ
  • 花名
    ジュンサイ
  • 学名
    Brasenia schreberi
  • 別名蓴菜, Brasenia schreberi, water shield, ヌハナ, 沼縄, ぬはな
  • 原産地北米、アジア、オーストラリア、台湾
  • 開花場所川・池
  • 開花期6月, 7月, 8月

ジュンサイとは

ジュンサイ(蓴菜、学名:Brasenia schreberi)は、北米、アジア、豪州、台湾原産で、ハゴロモモ科ジュンサイ属の多年草の水草です。水質の綺麗な湖沼に生息する多年生の浮葉植物で、葉は水に浮きます。 夏に、紫褐色の地味な3弁花を咲かせます。葉裏が寒天質に覆われた若芽を酢の物や、味噌汁、吸い物にして食べます。 味は殆どなく、食感はヌルヌルして変わっています。スイレン科で、通常、食用とされるものは、この蓴菜(B. schreberi)だけです。
万葉集に、ぬなは(沼縄)という名前で登場します。


万葉集とジュンサイ



万葉集 第7巻 1352番歌


作者:不詳
題詞:寄草
登場する草木:ジュンサイ(ぬなは、沼縄)


原文


吾情 湯谷絶谷 浮蓴 邊毛奥毛 依勝益士


読み


吾(が)情(心) 湯谷(ゆたに)絶谷(たゆたに) 浮蓴(うきぬなは) 邊毛(へにも)奥毛(おきにも) 依勝(よりかつ)益士(ましじ)

我が心 ゆたにたゆたに 浮蓴 辺にも沖にも 寄りかつましじ


意味


私の心は ゆったり漂う ジュンサイ。 岸にも沖にも 寄りつけそうにありません。


一般名:ジュンサイ(蓴菜)、学名:Brasenia schreberi、別名:water shield、ヌハナ(蓴菜)、分類性:植物界被子植物門双子葉植物網スイレン目ハゴロモモ科(ジュンサイ科)ジュンサイ属、生息地:北海道~九州、沖縄諸島 環境:水質の良い湖沼、生活型:多年生の浮葉植物、葉:水上に浮かべる、水中茎長:1~2 m、葉形:楕円形、葉長:1 cm前後、葉序:互生、開花期:6月~8月、花色:紫褐色で地味、花径:1-2 cm、花弁数:3枚、萼片数:3枚、花被片長:1-1.5 cm、花被片幅:0.2~0.7 cm、果実長:0.6~1 cm、用途:葉裏が寒天質に覆われた若芽を食用、調理方法:酢の物、味噌汁、吸い物、備考:秋田県三種町が生産量日本一。


  • スイレン
  • ハゴロモモ
  • ジュンサイ
  • ジュンサイ
  • 花のタイプ
    非相称花
  • 花序
    単頂花序
  • 花冠
    3弁花
  • 葉形
    楕円形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型多年生浮葉植物、水生植物
  • 花の色赤 紫
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ100.0 ~ 200.0 cm
  • 花径1.0 ~ 2.0 cm

ランダムな花