ベニバナCarthamus tinctorius ポスト 万葉集でよまれた草木, 季節-夏,ハーブ花名ベニバナ学名Carthamus tinctorius別名Carthamus tinctorius, Safflower, 末摘花, クレナイ, 紅, サフラワー原産地エチオピア開花場所切り花・生け花, 畑開花期6月, 7月花言葉「化粧」「装い」 ベニバナとは6月11日の誕生花ベニバナ(紅花、学名:Carthamus tinctorius)はエチオピア原産で、キク科ベニバナ属の一年草です。英名ではSafflower(サフラワー)と呼ばれます。 日本へは飛鳥時代に渡来したとされます。日本の紅花の産地は山形県です。 主に、種子の胚芽に植物油脂が豊富でベニバナ油(Safflower Oil)を採るために栽培されます。また、染料やルージュにも使われ、花に含まれる色素には、黄色素のサフロールイエロー(safflor yellow)と紅色素のカルサミン(carthamin)の2種類があります。朱華(はねず)や、紅(くれない)、黄丹(おうに)等の色が作られています。 さらに、生薬や、切り花、若い芽と葉は野菜に使われます。 草の高さは30~100 cmで、よく分枝します。 葉は深緑色で、卵形或いは卵状披針形で葉縁に鋭いトゲがあり、茎に互生して付きます。棘が痛いので花摘みは棘が朝露に濡れて柔らかくなる朝方に積まれます。 6月~7月に花茎を伸ばし、茎先端にアザミに似た花を15~20個付けます。花は直径2.5-4 cmの頭花で管状花のみからできています。花色は咲き始めは黄色で、橙色、赤と咲き進みます。 果実は痩果で白い楕円形をしています。 花名の由来 種小名の'tinctorius'はラテン語で「染色用の」という意味です。 花言葉 「化粧」、「装い」 万葉集にも、紅(くれない)や末摘花(すえつむはな)と言う名前で詠われています。 万葉集とベニバナ 万葉集 第10巻 1993番歌 作者:不詳 題詞:寄花 登場する草木:紅、末採花(べにばな) 原文 外耳 見筒戀牟 紅乃 末採花之 色不出友 読み 外(よそ)(の)耳(みに) 見筒(つつ)戀(恋ひ)牟(なむ) 紅乃(の) 末採花(末摘花)之(の) 色(に)不出(出でず)友(とも) ↓ 外(よそ)のみに 見つつ恋ひなむ 紅の 末摘花の 色に出でずとも 意味 遠くからだけ 見る恋にしよう 赤い べにばな(末摘花)の(ように) 表に出さなくても。 一般名:ベニバナ(紅花)、 学名:Carthamus tinctorius、 別名:紅(くれない)、末摘花(すえつむはな)、サフラワー(Safflower)、 原産地:エチオピア、 分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キク科ベニバナ属ベニバナ種、 株高:30~100 cm、 葉色:深緑色、葉形:卵形或いは卵状披針形、葉身長:5~10cm、葉縁:棘、葉序:互生、 開花期:6月~7月、花冠:管状花から成る頭花、花径:2.5-4 cm、花色:黄色→橙→赤、 果実型:そう果、果実色:白、果実形:楕円形、種子数:1花に10~100個、 用途:植物油、染料、ルージュ、生薬、切り花、野菜、ハーブ。目キク科キク属ベニバナ種ベニバナ花のタイプ放射相称花花序単頂花序花冠頭花葉形卵形葉縁生活型1年草花の色赤 橙 黄葉の色緑実の色白高さ30.0 ~ 100.0 cm花径2.5 ~ 4.0 cm ランダムな花ムラサキハナナノリウツギサツキオオバキリンヤエヤマヤシヤブミョウガ