Cerasus

万葉集でよまれた草木, 紅葉、季語:春, 花序の種類:無限花序(花は下から上へ咲く)、散房花序,花屋さんの花,害虫

  • 桜
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  • 花名
  • 学名
    Cerasus
  • 別名Cherry tree, sakura, さくら, サクラ, 桜花
  • 原産地ヒマラヤ
  • 開花場所野原・畦道, 庭, 植物園, 公園
  • 開花期4月
  • 花言葉花:「精神美」、さくらんぼ:小さな恋人

桜とは

3月30日, 4月1日, 4月21日の誕生花

サクラ(桜、学名:Cerasus L.)とは、ヒマラヤ原産で、バラ科サクラ属の落葉広葉小~中高木です。4月に、白または薄桃色の小さな一重又は八重の花を短い軸から4~5個単位で房状(散房花序)に咲かせます。日本の春を代表する花で、全国で花見が催されます。咲きっぷりと、散り際が潔いこともこの花が日本人に好まれる理由です。散り際に花弁が空に舞う様子を「サクラ吹雪」と呼びます。秋の紅葉も美しいです。代表的な品種に大島桜と江戸彼岸を交雑して作られた園芸品「染井吉野「があります。明治初年、東京の染井(現在の駒込)から全国に広まりました。植栽は庭木や街路樹、公園木とされ、材は茶筒に使われます。樹皮は生薬や木工芸品・染料に、葉は桜餅(さくらもち)の葉包みとなり、花は塩漬けにして縁起物の「桜湯」として慶事に飲まれ、果実はサクランボで食用されます。
桜の種類一覧
日本からアメリカに桜(ソメイヨシノ)の苗木が贈られたことを記念して、アメリカでは毎年4月にワシントンで「さくら祭り」が開催され、サクラの女王が選ばれています。桜の返礼としてアメリカからハナミズキ(花水木)が贈られました。


桜の原種


桜の原種には10種+カンヒザクラ1種(後に野生化)の11種があります。
ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura または Prunus jamasakura)オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa または P. lannesiana var. speciosa)エドヒガン(江戸彼岸、学名:Cerasus spachiana、または Cerasus itosakura、Cerasus itosakura f. ascendens、 P. pendula f.ascendens、P. subhirtella var. ascendens)マメザクラ(豆桜、学名:Cerasus incisa または Cerasus incisa var. incisa)チョウジザクラ(丁字桜、学名:Cerasus apetala または Cerasus apetala var. tetsuyae)オオヤマザクラ (大山桜、Cerasus sargentii)カスミザクラ(霞桜、Cerasus laveilleana)タカネザクラ(高嶺桜、Cerasus nipponica)ミヤマザクラ (深山桜、Cerasus maximowiczii)クマノザクラ(熊野桜、Cerasus kumanoensis) カンヒザクラ (寒緋桜、Cerasus campanulata)


万葉集と桜


万葉集でよまれた草木の中で桜を詠った歌は50首ほどあり、(万葉)集中では「櫻」や「山桜花」という名前で登場します。


万葉集 第10巻 1854番歌


作者:不詳
題詞:詠花


原文


鴬之 木傳梅乃 移者 櫻花之 時片設奴



鴬之 木傳梅乃 移者 櫻花之 時片設奴

鴬之(の) 木傳(伝ふ)梅乃(の) 移(うつろへ)者(ば) 櫻花(桜花)之(の) 時片設(かたまけ)奴(ぬ)


意味


鴬(ウグイス)が 木々を渡る梅が 散れば 桜の花が咲く時をひたすら待つだろう。


万葉集と桜2


万葉集 第5巻 829番歌


作者:薬師張氏福子(くすしちょうしのふくし、=医師張福子)
題詞:梅花歌卅(天平二年正月十三日)


原文


烏梅能波奈 佐企弖知理奈波 佐久良婆那 都伎弖佐久倍久 奈利尓弖阿良受也

訓読
烏梅(梅)能(の)波奈(花) 佐企(咲き)弖(て)知理(散り)奈波(なば) 
佐久良(桜)婆那(花) 都伎(継ぎ)弖(て)佐久(咲く)倍久(べく) 奈利(なり)尓(に)弖(て)阿良受(あらず)也(や)

梅の花 咲きて散りなば 桜花 継ぎて咲くべく なりにてあらずや


意味


梅の花が 咲いて散ったら 桜花が 継いで咲きそうに なっているではありませんか。


万葉集と桜



万葉集 第8巻 1456番歌


作者:藤原広嗣
題詞:藤原朝臣廣嗣(ふじわらの あそん ひろつぐ)櫻花贈娘子歌


原文


此花乃 一与能内尓 百種乃 言曽隠有 於保呂可尓為莫


訓読


此花(この花)乃(の) 一与(一節)能(の)内尓(に) 百種(ももくさ)乃(の) 言(こと)曽(ぞ)隠(こもれ)有(る) 於保呂可(おほろか、疎か)尓(に)為(す)莫(な)

この花の 一節(ひとよ)の内に 百種(ももくさ)の 言(こと)ぞ隠(こも)れる 疎かにすな


意味


この桜の 一枝の中に 沢山の 言葉が込められているので 粗末に扱わないでね。


サクラの害虫「サクラスガ」


サクラには、サクラスガと呼ばれる蛾に食害されて花や葉が枯れてしまうことがあります。


特集 桜


サクラの品種は特集 桜に詳しいです。【花言葉】花:「精神美」、さくらんぼ:小さな恋人


一般名:サクラ(桜) 、学名:Cerasus L. 、分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ類バラ目バラ科サクラ属、別名:Sakura、Cherry tree、Cherry blossom、Cherry(チェリー) 、原産地:ヒマラヤ、生活型:落葉広葉低~高木、樹高:3~25 m、樹皮:黒色で水平方向の被目、葉色:緑→赤(秋)、葉形:尖頭卵形/楕円形 葉序:互生、鋸歯:有、雌雄同株、花型:放射相称花、花柄:長い、花序の種類:無限花序(花は下から上へ咲く)、花序形:〇散房花序(cluster,corymb)、花冠(corolla):離弁花冠、花弁形:5弁花、半八重、八重(バラ形花冠)、雌蕊数:1、雄蕊数:40、花弁(petal)数:5、萼片(sepal)数:5(基部は筒状に繋がっている)、花色:白、桃色、開花期:4月、開花期間:1週間程度、花柄:長い、花径:3~5 cm、果実型:核果、花粉の受粉:西洋蜜蜂やマルハナバチなどの昆虫による虫媒花。


  • バラ
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  • サクラ
  • サクラ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    散房花序
  • 花冠
    バラ形
  • 葉形
    卵形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型落葉広葉樹
  • 花の色赤 桃 白
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ300.0 ~ 2500.0 cm
  • 花径3.0 ~ 5.0 cm

ランダムな花