ゲンペイクサギ
- 花名ゲンペイクサギ
- 学名Clerodendrum thomsoniae
- 別名源平臭木, Clerodendrum thomsoniae, Clerodendrum, ゲンペイカズラ, 源平葛, クレデンドロン, bag flower
- 原産地アフリカ西部
- 開花場所庭, 切り花・生け花, 植物園, 鉢花
- 開花期6月, 7月, 8月, 9月
- 花言葉「親友」「チャンス到来」「個性の強さ」
ゲンペイクサギとは
ゲンペイクサギ(源平臭木、学名:Clerodendrum thomsoniae)は、アフリカ西部(カメルーン~シエラレオネ)原産で、シソ科クサギ属の蔓性常緑低木です。別名でゲンペイカズラ(源平葛)や、ゲンペイボク(源平木)、英名ではbag flower(バグフラワー)、Bleeding glory bower、Bleeding heart vine、ポルトガル語では Lágrima de Cristo(キリストの涙)、学名のClerodendrum thomsoniae(クレロデンドルム・トムソニアエ)とも呼ばれます。
蔓長は100~700 cmです。葉は濃緑色をした卵形で、葉脈が目立ち、全縁、対生に枝に付きます。
6月~9月に、枝先から集散花序を伸ばし、ホオズキ形をした白い萼から、花径2cm程の紅色の高盃状で先端が5深裂した花を咲かせ、その後ピンクの花のようなものが長期間付きます。花弁から長い4本の雄蕊と1本の雌蕊が突き出ます。
ピンクに見えるものは?
このピンクの花のように見えるものは、花弁ではなく、花弁が落下した後の白い萼片が時間と共に薄桃色~紫色に変化したものです。花が終わると、緑色で球形をした核果が成り、その後、黒熟して2つに割れて、中には長楕円形の種子が出来ます。
花名の由来
属名の「Clerodendrum」はラテン語の「Cleros(運命の)」+「Dendron(木)」の合成語です。種小名の「thomsoniae」は「Flora Indica(インドの植物相)」の執筆者の一人であるスコットランド人の外科医・植物学者「A. Thomas Thomson」への献名です。
和名の「ゲンペイ(源平)」とは、赤白の花色の取り合わせに由来し、昔の戦で、源氏が白旗、平家が赤旗を使ったのに準えたものです。また、「クサギ(臭木)」とは、枝・葉に含まれる液体に強い臭気があることに拠ります。
花言葉
「親友」「チャンス到来」「個性の強さ」
クサギ属(同属)の花
同属の花には、以下があります。
・クサギ(臭木)、
・ボタンクサギ(牡丹臭木、Clerodendrum bungei)
園芸品種
園芸品種には、以下があります。
・ベニゲンペイカズラ(紅源平葛、クレロデンドロン・スペキオーサム、学名:Clerodendrum speciosum)
一般名:ゲンペイクサギ(源平臭木)、学名:Clerodendrum thomsoniae 、別名:ゲンペイカズラ(源平葛)、ゲンペイボク(源平木)、英名:bag flower、Clerodendrum thomsoniae(クレロデンドルム・トムソニアエ)、原産地:アフリカ西部(カメルーン~シエラレオネ) 、分類名:植物界被子植物真正双子葉類シソ目シソ科クサギ属、蔓長:100~700 cm、葉質:紙質、葉形:卵形で先鋭+底円形、葉長さ:5-15cm、葉幅:3-7cm、葉縁:全縁、葉序:対生、開花期:5月~7月、花序形:集散花序、萼形:ホオズキに似た五角形で深裂、萼色:白→紫、花冠色:赤、花冠形:高杯状で先端が5深裂、花径:1.8-2 cm、雄蕊数:4本、雌蕊:1本、蕊長:2-3cm、用途:庭木、鉢植え。
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