スズラン

Convallaria keiskei

毒草

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  • 花名
    スズラン
  • 学名
    Convallaria keiskei
  • 別名キミカゲソウ, 鈴蘭, Lily of the valley, Convallaria majalis, Convallaria keiskei, 君影草
  • 原産地日本と中国、ヨーロッパ、アメリカ
  • 開花場所庭, 北海道, 鉢花
  • 開花期5月, 6月
  • 花言葉「再び幸せが訪れる」

スズランとは

5月1日, 5月2日, 5月28日の誕生花

日本スズラン(日本鈴蘭、狭義の学名:Convallaria majalis var. keiskei/Convallaria keiskei)は、日本、朝鮮半島、中国原産のキジカクシ科スズラン属の多年草です。日本では、北海道~本州中部以北の平地から 山地、 亜高山に分布します。北海道に在来種があり、北海道を代表する花とされます。

和名はキミカゲソウ(君影草)とも呼ばれます。草丈は15~20 cmです。葉は長さ15~20 cmの長楕円形で2枚の葉を伸ばし、その葉の間から葉より低めに花茎が伸び、4月~6月に、花茎に7~8個の白い釣鐘型の花径1cm程の小花を下向きに咲かせます。花弁先端は浅く6裂し、花に芳香があります。雄蕊の葯は白い。受粉すると花後に球形の実がなり赤熟します。日本スズランの雄蕊の葯は白ですが、ドイツスズランの葯は赤みを帯びています。残念ながら、全草にコンバラトキシン(convallatoxin)などの猛毒を含んでいます。夏の暑さに弱いため山野草の扱で全国的に広まっていません。


日本スズランとドイツスズランの比較


日本の市場には、日本鈴蘭とドイツスズランが流通していますので、まず両者を比較しておきます。

日本スズランは在来種で、草姿は控えめで、花のカップは長い壺状で深さは長く、花径は小さ目の花数は少ない山野草で、高温多湿に弱いため園芸店ではあまり売られていない。日本では日本鈴蘭もドイツスズランも区別せずスズランと言う名前で売っているので注意が必要です。植物園では区別されています。(開花時の花の位置が葉より低く、垂下して葉に隠れるように咲く、花の内側にある雄蕊の付け根が白い、と言われる)

ドイツスズランは外来種で、草姿に勢いがあり、花のカップは広く浅い壷状で、花径は大き目で花数が多い園芸品種で、高温多湿に強いので園芸品店で多数売られている。(開花時の花の位置が葉より高く、垂直に咲く、花の内側にある雄蕊の付け根が赤いと言われる)


スズラン(鈴蘭)スズラン(鈴蘭)
日本鈴蘭 (左) 、 ドイツ鈴蘭 (右)
両者の花を例えれば、日本鈴蘭は白磁のゆのみ、独逸鈴蘭はティーカップ。そのこころは、日本鈴蘭の花は小さ目で深い壷型の花、独逸鈴蘭の花はそれより大き目で口広の浅い紅茶カップ型に似ています(個人の感想です)。


ドイツスズラン(独逸鈴蘭)


ドイツスズラン(独逸鈴蘭、学名:Convallaria majalis var. majalis)はヨーロッパ原産で園芸用に育種されており、耐暑性があり、花が大きく、花付きが良いので、昨今の日本では日本鈴蘭よりドイツスズランの方が出回っています。


日本スズランとドイツスズラン


ドイツスズラン(Convallaria majalis)、別名:谷間の姫百合、草丈:15~20 cm、葉長:15~20 cm 、葉形:長楕円形、開花期:4月~6月、葉色:緑色(表)、濃緑色(裏)、花色:白、ピンク(園芸品種ピンクスズラン:C. majalis var. rosea)、花の付き方:多数付く、芳香:有(香水の原料)、花径:1~1.5 cm、花形:釣鐘型、果実径:1-1.5 cm、果実色:赤、注記:全草が有毒植物で特に花や花粉、根が猛毒、強心剤、香水の原料。

日本のスズラン 、君影草(きみかげそう、Convallaria keiskei)、北海道~本州中部以北、朝鮮半島、中国の高地に自生、草丈:15~20 cm、葉長:15~20 cm 、葉形:長楕円形、開花期:4月~6月、花色:白、花の付き方:少ない、花径:1cm(ドイツスズランより小さめ)、花形:釣鐘型、芳香:弱い、果実径:1cm、果実色:赤、注記:全草が有毒植物で特に花や、花粉と根が猛毒。


広義のスズラン(鈴蘭)


スズラン(鈴蘭、広義の学名:Convallaria majalis)とは、日本と中国、ヨーロッパ、アメリカ原産でキジカクシ科スズラン属の多年草でスズランの総称とされます。英名では’’Lily of the valley’と呼ばれます。


スズランの種類


・日本スズラン(Convallaria majalis var. keiskei)
・ドイツスズラン(C. majalis var. majalis)
・アメリカスズラン(C. majalis var. montana)


花名の由来


属名の「Convallaria」は、ラテン語の「convallis(谷)」と「 leirion(ユリ)」の合成語で「谷間の百合(Lily of the valley)」と言う意味です。

日本スズランの種小名「keiskei」は、日本人の植物学者「伊藤圭介博」への献名です。
ドイツスズランの種小名「majalis」は「5月に咲く」と言う意味で、スズランの開花が5月であることに因みます。


花言葉


花言葉は「再び幸せが訪れる」。


スズランと似た花


似ている花に「スズランスイセン(鈴蘭水仙)」とも呼ばれるスノーフレーク(Snowflake、学名:Leucojum aestivum)があり間違えられることがあります。

一般名:スズラン(鈴蘭) 、学名:Convallaria majalis var. keiskei、狭義の学名:Convallaria keiskei 、広義の学名:Convallaria majalis、別名:キミカゲソウ(君影草、日本スズラン) 、Lily of the valley、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キジカクシ目キジカクシ科スズラン属 、原産地:日本と中国(日本スズラン)、ヨーロッパ(ドイツスズラン)、アメリカ、生息分布:北海道~本州中部地方、在来種は北海道、生活環境:平地、 山地、 亜高山、生活型:多年草、草丈:15~20 cm、葉長:15~20 cm 、葉形:長楕円形(ドイツスズランの方が幅広)、開花期:4月~6月、花色:白、ピンク(ドイツスズランの園芸種)、花径:1cm(日本スズラン)、1~1.5 cm(ドイツスズラン)、花形:釣鐘型、花に芳香あり(ドイツスズランの方が香りが強い)、果実径:1cm(日本スズラン)、1~1..5 cm(ドイツスズラン)、果実色:赤、注記:全草が有毒植物。


■関連ページ
日本スズラン(日本鈴蘭、狭義の学名:Convallaria majalis var. keiskei/Convallaria keiskei)
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富山12 日本鈴蘭(Convallaria majalis var. keiskei/Convallaria keiskei)かぎけん花図鑑 花日記2024年5月18日(土)


  • キジカクシ
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    散形花序/傘形
  • 花冠
    鐘形
  • 葉形
    長楕円形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型多年草、有毒植物
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ20.0 ~ 30.0 cm
  • 花径0.8 ~ 0.8 cm

ランダムな花