オオヌマハリイ
Eleocharis mamillata var. cyclocarpa
万葉集でよまれた草木, 季節-夏
- 花名オオヌマハリイ
- 学名Eleocharis mamillata var. cyclocarpa
- 別名大沼針藺, マハリイ, 沼針藺
- 原産地日本
- 開花場所湿地, 川・池
- 開花期7月, 8月, 9月, 10月
- 花言葉品位
オオヌマハリイとは
オオヌマハリイ(大沼針藺、Eleocharis mamillata var. cyclocarpa)とは、日本、朝鮮半島、中国、ウスリー原産で、カヤツリグサ科ハリイ属の多年草(高山植物)です。北海道、本州、九州の山地の浅い池などに自生します。長い匍匐枝を出し花茎を束生し群落を作ります。
草丈は30~70cmです。別科別属(カヤツリグサ科フトイ属)の、カンガレイ( 寒枯藺、学名:Schoenoplectiella triangulatus)とよく似ていますが、カンガレイより小柄です。茎は円柱形で柔らかい。7月~10月に、茎頂に楕円形~卵形をした1個の小穂を付けます。小穂は鱗片が螺旋状に重なったものです。鱗片の間に花があり1本の雌蕊と3本の雄蕊があります。花後に倒卵形の果実が成ります。小穂が茎よりも太くなり、茎には横隔膜がありません。
花名の由来
植物名は沼に生え、針のように細い「藺草(い)」から。
属名の「Eleocharis」はラテン語の「eleos(沼)」+「charis(飾る)」の合成語で「湖沼に生える植物」、種小名の 「mamillata」は同じく「乳頭状の」、 変種名の「cyclocarpa」は「cyclo(螺旋状の)」+「carpa(実)」から。
一般名:オオヌマハリイ(大沼針藺)、学名:Eleocharis mamillata var. cyclocarpa、又名:ヌマハリイ(沼針藺)、分類名(APG III):植物界被子植物単子葉植物イネ目カヤツリグサ科ハリイ属オオヌマハリイ種、原産地:日本、朝鮮半島、中国、ウスリー、生息分布:北海道、本州、九州、生活環境:池や湖沼のほとり、生活型:抽水植物、多年草、草丈:30~70cm、開花期:7月~10月、茎形:円柱形、茎径:0.2~0.5cm、葉:葉身が退化し、赤褐色の葉鞘だけ、両性花、花冠:小穂、小穂形:卵形、小穂長さ:1~3cm、小歩幅:0.3~0.6cm。