スイフヨウ
らんまん植物,花色変化,一日花
- 花名スイフヨウ
- 学名Hibiscus mutabilis cv. versicolor
- 別名酔芙蓉, Hibiscus mutabilis
- 原産地園芸品種
- 開花場所庭, 植物園, 公園
- 開花期7月, 8月, 9月, 10月
- 花言葉「心変わり」「繊細な美しさ」
スイフヨウとは
スイフヨウ(酔芙蓉、学名:Hibiscus mutabilis cv. versicolor)とは、中国原産でアオイ科フヨウ属の落葉広葉低木「フヨウ(芙蓉、学名:Hibiscus mutabilis)」の園芸品種です。別名で「モクフヨウ」、英名では「Confederate rose」と呼ばれます。
花名は、フヨウ属の花で、開花時間と共に花色が変わることを、酒に酔って顔色が変わることに例えて命名されました。花色が変わることを除けばフヨウ(芙蓉)と同じで、同様に一日花でもあります。
樹高は150~400cmで直立し、よく分枝します。葉に長い葉柄があり、葉は10~20cmの3~7深裂する掌状で密に毛が生えており、葉縁に鋸歯があり、枝に互生します。
7月~10月に花径12cm程の花を単生で葉腋に咲かせます。花色は朝、昼、晩と1日に、白→ピンク→赤と3回変わります。雄蕊筒は花弁内に収まります。
八重咲き変種で、稀に一重咲きもあります。一重咲きは花後の10月に直径2.5cm程の小さな果実が成ります。果実は球形の蒴果で果皮が乾燥すると縦に5裂し種子が散布されます。
八重咲き変種は結実しないので、繁殖は挿し木で行います。
酔芙蓉の花色変化
花色が白からピンク、赤と変化するのは、最初花弁の中に無かったアントシアニンが気温25度以上となる午後以降に合成されるためと言われ、これは紫外線から花を防御する役目を果たしています。
時間の経過とともに、花色が、白 → ピンク → 濃桃色 に変わり、萎みます。
酔芙蓉の花言葉
花言葉は、美しくしとやかな顔立ちを「芙蓉の顔」と例えられたことから「繊細な美しさ」、花色が次々に変化することから「心変わり」。
酔芙蓉の用途
一つの花は一日花ですが、次から次へと別の花が咲き、花色が一日の中で変化しながら、10月までの長期間咲き続けて楽しめるので鉢植えや庭園、公園に植えられます。
一般名:スイフヨウ(酔芙蓉)、学名:Hibiscus mutabilis cv. versicolor、英名:Cotton rose hibiscus、分類名:植物界被子植物真正双子葉類アオイ目アオイ科フヨウ属、スイユヨウ種、原産地:園芸品種、生活型:落葉低木、樹高:150~400cm、葉柄:あり、葉色:緑色、葉長さ:10~20cm、葉形:3~7深裂する掌状、葉質:毛が密、葉縁:鋸歯あり、葉序:互生、開花期:7月~10月、花柄長:3~8cm、花径:10~13cm、花の咲き方:八重咲き、稀に一重、花色:白→ピンク→赤、花の咲く場所:葉腋、果実期:10月~11月、果実形:蒴果、果実形:球形、果実径:2.5cm、用途:鉢植え、庭植、公園、鉢植え、備考:一日花。
■関連ページ
スイフヨウ(酔芙蓉、学名:Hibiscus mutabilis cv. versicolor)
フヨウ(芙蓉、学名:Hibiscus mutabilis)
特集 一日花