セイヨウキンシバイ
ヒペリカム属
- 花名セイヨウキンシバイ
- 学名Hypericum calycinum
- 別名Hypericum, ヒペリカム・カリシナム
- 原産地園芸品種、原種はヨーロッパ
- 開花場所庭
- 開花期5月, 6月, 7月, 8月
- 花言葉「気高さ」「多感」
セイヨウキンシバイとは
セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅、学名:Hypericum calycinum(ヒペリカム・カリシナム)とは、ヨーロッパ原産で、初夏に黄色い五弁花を割かせるオトギリソウ科オトギリソウ属の小低木です。別名で、ヒメキンシバイ(姫金糸梅)やヒペリカム・カリシナム(Hypericum calycinum)とも呼ばれます。樹高は20~60cmです。
5~8月に花径6cm程の黄色い花を咲かせます。雄蕊の数が多く長くて目立ちます。
キンシバイ(金糸梅、学名:Hypericum patulum)やビヨウヤナギ(美容柳 、学名:Hypericum monogynum)と似た花を咲かせます。
それらが100cm程にも成長するのに対し、セイヨウキンシバイは草丈が低いのでグランドカバーとして用いられます。
●オトギリソウ属の写真
上段左:セイヨウキンシバイ(H. calycinum) 、上段中央:ビヨウヤナギ(H. chinense var. salicifoliumx)、上段右:タイリンキンシバイ(=ヒドコート、H. Hidcote)、下段左:キンシバイ(H. patulum)、下段中央:トモエソウ(H. ascyron)
●オトギリソウ属の比較
同科同属には以下の品種があります、
●ビヨウヤナギ:樹高は50-150cm。葉は十字対生。葉長さ4-8cm、葉幅1-2cmの長楕円形で先鋭。開花期:5-7月。集散花序に黄色い花を1-数個を上向きに咲かせる。花径5-8cm。雄蕊は30-40個と多数あり花弁より長い。
●セイヨウキンシバイ(西洋錦糸梅)=ヒペリカム・カリシナム(学名:Hypericum calycinum):樹高は50-100cm。葉は2列対生。葉長さは5-10cmの楕円形で先鋭。開花期は6-7月。集散花序に花径3-10cmの黄色い花を上向きに付ける。花中央にある雄蕊の数は90-120本で整然としています。雄蕊が花弁より長い点は美容柳(H. monogynum)と同じです。
●キンシバイ(錦糸梅):樹高は50-100cm。葉は長さ2-4cmで卵状長楕円形で先鋭、全縁し葉幅は基部近くが最も太い、対生し水平に2列に並びます。開花期は6-7月で集散花序に花径3-4cmの黄色い丸みのある五弁花をカップ状付ける。雄蕊数は60本で花弁より短い。葯色は黄色。
●ヒペルカム・ヒドコート(学名:Hypericum hidcote):樹高は50-100cm。葉は十字対生で、葉長さ2-4cmの卵状長楕円形で先鈍、開花期は5-7月、枝先に花径6-8cmの黄色い花を上向きに1個付ける。雄蕊は花弁より短い。美容柳(H. monogynum)の花の方がワイルドに見えます。茎断面が丸いのは美容柳(H. monogynum)と同じです。
●トモエソウ(巴草、学名:Hypericum ascyron):他種と異なり草本(多年草)です。草丈50~130cmで、葉長さ4~8cm、披針形で尖っています。花は歪んでいます。
一般名:セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)、学名:Hypericum calycinum(ヒペリカム・カリシナム)、別名:ヒメキンシバイ(姫金糸梅)、セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キントラノオ黙オトギリソウ科オトギリソウ属(ヒペリカム属)、原産地:ヨーロッパ、樹高:20~60cm、開花期:5~8月、花色:黄、花径:6cm。