トウシキミ

Illicium verum

香辛料

  • トウシキミ
  • トウシキミ
  • トウシキミ
  • トウシキミ
  • 花名
    トウシキミ
  • 学名
    Illicium verum
  • 別名八角, ハッカク, スターアニス, Star anise, Chinese star anise, ダイウイキョウ, 大茴香
  • 原産地中国、ベトナム
  • 開花場所海外
  • 開花期2月, 3月, 10月, 11月
  • 花言葉無し

トウシキミとは

トウシキミ(唐樒、学名:Illicium verum)とは、中国~ベトナム原産で、シキミ科シキミ属の常緑高木です。果実が目的で栽培されます。
薬用名やスパイス名は、ハッカク(八角)、ハッカクウイキョウ(八角茴香)、スターアニス(Star anise)、チャイニーズ・スターアニス(Chinese star anise)、ダイウイキョウ(大茴香)と呼ばれます。
春と秋の2回、葉腋から花柄を出し紅色の花を下向きに咲かせます。花に芳香があります。

樹高は10~20 mで、樹皮は灰色~褐色をしています。
葉は皮質で、長さ6~12 cm、幅2~5 cmの披針形~楕円形で、葉縁は全縁で互生します。
花は、2月~3月頃の春と、10月~11月頃の秋の2回咲きます。花序は単生で、直径2.5~3 cmの球形で花被片は7~12あり、花色には紅色、白、ピンクがあります。
9月〜10月に、直径3~4 cmの袋果が成り、中に褐色の種子が入っています。


香辛料ースパイス


果実は香辛料として使われます。
袋果は、ボート型で最初は緑色ですが熟すと紅褐色となります。
この袋果が放射状に6~8個付いた集合果には突起があり星形をしています。
袋果が熟して破れると中から褐色の種子が出てきます。
乾燥させた果実は甘く強い香りがし、中国料理の香辛料とされる他、インフルエンザの特効薬「タミフル」や生薬「ダイウイキョウ(大茴香)」の原料となります。


名前の由来


属名の「 Illicium」 はラテン語で「illicio(誘惑する)」と言う意味で、芳香があることに拠ります。
種小名の 「verum」 は「純正の」と言う意味です。


五香粉の一つ


五香粉は中華料理で使われる有名な香辛料です。
「八角(トウシキミ(唐樒))」、「花椒」、「胡麻」、「桂皮」、および「陳皮」


日本のシキミ


日本のシキミ(樒、Illicium anisatum)は、これと区別するためにジャパニーズ・スターアニス(Japanese star anise)と呼ばれます。薄黄色の花を咲かせ、寺院の庭に植栽され仏事に使われます。果実にはツンとする抹香臭があります。植物全体が有毒で、特に果実には猛毒物質のアニサチンが含まれます。トウシキミと似ていますが、食べられません。

一般名:トウシキミ(唐樒)、
学名:Illicium verum、
又名:ダイウイキョウ(大茴香)、Chinese star anise、
果実名:ハッカク(八角)、ハッカクウイキョウ(八角茴香)、スターアニス(Star anise)、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類アウストロバイレヤ目マツブサ科シキミ属トウシキミ種、
原産地:中国、
生活型:常緑高木、
樹高:10~20 m、樹皮色:灰色~褐色、
葉質:皮質で光沢があり葉脈は薄い、葉の出る場所:枝の上部に集合、葉身長:6~12 cm、葉幅:2~5 cm、葉形:披針形~楕円形、葉縁:全縁、葉序:互生、
開花期:2月~3月頃の春と、10月~11月頃の秋の2回、花序:単生、花径:2.5~3 cm、花冠:球形、花被片:7~12、花色:紅色、白、ピンク、
結実期:9月〜10月、果実径:3~4 cm、果実型:袋果、果実形:星形、果実:芳香有、種子色:褐色、
備考:北京ダックやトンポーロー(東坡肉)、杏仁豆腐など中華料理の香辛料、薬用—香性健胃薬、タミフルの原料、枝葉と果実を蒸留した精油はダイウイキョウ油(大茴香油)原料、アネト-ル製造原料。

■関連ページ
トウシキミ(唐樒、学名:Illicium verum)


  • アウストロバイレヤ
  • マツブサ
  • シキミ
  • シキミ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    単頂花序
  • 花冠
    多弁形
  • 葉形
    披針形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型常緑高木、香辛料、タミフルの原料
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色茶 緑
  • 高さ1000.0 ~ 2000.0 cm
  • 花径2.5 ~ 3.0 cm

ランダムな花